泣く子に睡眠薬は問題解決にならない【山梨 漢方 沢田屋薬局】
タイプ別ストレス対策
4月19日からシリーズで『ストレスの種類』についてお届けしてきましたがこのシリーズは今回で最終回です。全4回にわたり、参考文献として東邦大学名誉教授の有田秀穂先生の著書を引用させていただきました。
ストレスから来る自律神経の不調は病院の検査でははかることができない、検査でわからない不調です。目に見えない不調だけに多くの方がお悩みでもあるし、なかなか理解をしてもらえないというのが実情だと思います。
しかし、僕が健康相談の中心でお客様にご提案している漢方はもともと検査とかなかったころの医学です。検査値を重要視している現代医学とは根本的に見方、考え方がことなります。
どちらが良いとかではなく、現代医学と漢方を両方上手に取り入れて考えていくことがとっても大切だと思います。
どちらも良いところがあるので、別にどちらが優れているとか優劣を付ける必要も無いですよね(*^^*)
さて、今まで『外部からのストレス』『満足できないストレス』『人に認めらないストレス』についてご紹介をしてきました。
さらに前回はこの3つに共通する、セロトニンアップ健康法についてごしょうかいをさせて頂きました。
(セロトニンアップ健康法・3つのすとれすについては有田先生の著書に詳しく紹介されております。ぜひご覧ください)
今回はこの3つのタイプ別ストレスの簡単な対策と、ストレスに強いカラダ作りのために大切だと思うことを紹介したいと思います。
(参考文献:PHP研究所 脳からストレスをすっきり消す事典・有田秀穂著)
☆☆☆タイプ別ストレス対策☆☆☆
※3つのストレスの具体的な内容は4月19日〜前回までのコラムをぜひご覧ください
☆外部ストレスにオススメの対策
ノルアドレナリンが強く働きすぎのこのタイプの方は
良質の睡眠が効果的です。セロトニンアップと合わせて良い睡眠が取れていない方は睡眠対策を行いましょう。
☆満足できないストレスにおすすめの対策
過剰なドーパミンによるストレスを軽減するにはセロトニン神経を活性化させる必要があります。前回ご消化したのセロトニンアップ対策に加えて、セロトニンを活性させる腹式呼吸を行うような行動がおすすめです。『腹式呼吸でおこなう深呼吸』や呼吸を意識する『座禅』や『ヨガ』などはこのようなタイプの方におすすめです。
☆人に認められないストレスにおすすめの対策
セロトニンを正常に分泌されるためのセロトニンアップ健康法をベースに、このタイプの方は、心動かされる映画やドラマ、小説などに触れて感動の涙をながすことも効果的です。情動の涙は脳をリセットする働きがあるので泣くことによりスッキリするというのはこのような仕組みからです。悔し泣きや悲しく
て泣くのではなく感動の涙を流して気分をリフレッシュしましょう。
ストレスに強いカラダはつくることができる!?
今回のシリーズは、ストレスの種類とその対策をお伝えしてきました。
ストレスの種類を知ることで自分が今どんな状態化を客観的に知ることができると思います。一歩引いて、自分の心と体の状態を知ることはとても大切なことです。
種類別のストレス対策も是非参考に、一つ一つを詳しくご紹介は紙面の都合でできませんので、詳しく知りたい方はお気軽にご来店時に声をかけてください。
さわたや薬局のHPはこちらから
最後に紹介するのは『ストレスに強い体づくり』です。『ストレスに強い体づくりなんてできるの??』という声が聞こえて来そうですが、もちろん可能です。
基本は『体が元気であれば心も元気』ということだと僕は思います。
ストレスは急にはなくなりません。しかし、体を元気にすることは毎日の御手入れで可能です。ストレスを無くす、という視点からちょっと目線を変えてみて、元気な体づくりという視点でご自分の体を見てみてはいかがでしょうか??
今回は3つの対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ストレスに強いカラダを作る3つの提案
1)腸能力アップ
・・・腸の健康はなぜストレスに良いか?それは腸内で体内のセロトニンの90%を作っていると言われているからです。心の状態と腸の状態がつながっているので元気な腸を目指しましょう(詳しくは今月号に同封の『腸能力アップ健康法』をご覧ください。
2)入浴で自律神経のバランスを整える
・・・毎日の自律神経の疲れをとるには先月の特集でも紹介した入浴が効果的です。ゆっくりと体を温めることでストレスに強い体を作ります。
温泉&入浴とけんこうについてのコラムはこちらから
3)体の疲れをとる
・・・カラダに疲労が蓄積すると当然ですがカラダを守るために肉体に様々な『休めサイン』が出てきます。これにより自律神経が乱れストレスも感じやすくなります。日々の疲れだけはしっかりととっておきましょう。注意したいのはカフェインなどがたくさん入ったドリンク剤やエナジードリンクなどで体を一時的に無理をさせることです。疲労回復の基本は休息です。ドリンク剤を飲んで無理をしないようにしましょう。
ストレスはなくなることはありません。仲良く付き合える、向き合える、元気な体作りを応援しますので、お気軽にご相談ください(*^^*)
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