漢方で花粉症対策 衛気を機能高めましょう(^O^)【山梨 漢方 沢田屋薬局】
花粉症対策などについて先月からお届けしたシリーズも今回で最終回です。
前回より、花粉に強い体は温度差に強いからだ、ということで今回は温度差に強い体づくりについてお届けします。
温度差に強い体づくり
1)血流改善
最初は「血行促進・血流改善」です。なぜならば血流が悪いと当然ですが粘膜がうっ血して鼻炎になったり体温調節が上手く行かないので寒暖差アレルギーを起こしやすくなります。
2)皮膚粘膜強化
そして2つ目は「皮膚と粘膜強化」です。これはそのまま花粉対策と同じですね。
体温調節には当然ですが皮膚が大きく関わります。皮膚が弱い人は寒暖差にも弱い一面があるので外気と触れる皮膚や粘膜を強化することがとても大切です。アレルギー症状は皮膚や粘膜に症状が一番多く出ることを考えても(蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・目のかゆみ・涙目・鼻炎・喘息など)皮膚や粘膜という空気と触れるところを血流を改善し、カルシウムなどをしっかりと摂取することで強化することが大切です。
3)自律神経の強化
最後の3番目が「自律神経の乱れの改善」です。これも花粉症で出ましたね。
当たり前のことですが体温調節は自律神経で行います。生活習慣の乱れやストレスの多い環境で生活することで、カラダを無意識にコントールする自律神経のバランスが乱れます。自律神経は体温調節はもちろんですが、前述のとおり、免疫系もつかさどるため、アレルギー症状が出やすくなります。自律神経を普段から整えておくことで寒暖差に強い体=寒暖差アレルギーの出にくい体に近づけると思います。
花粉症の原因を対策ということでお伝えしました。外からの侵入を防ぐこと、免疫を整えることなどきっと『これさえやれば』とか『この薬を飲めば』『これを食べれば』という簡単なものでなくてがっかりした方もいたかもしれません。
しかし、本当のアレルギー対策はとても地道なものですし、対策は一人ひとり生活習慣や体質、気質が異なるので方法が違ってきます。ぜひ自分にあった方法、正しい方法で花粉対策を行いましょう。そのお手伝いを僕はこれからもしていきたいと思いますので、花粉症でお悩みの方は、症状を緩和するお薬ももちろんご提案しますが、それと同時に少しでも楽になるようなカラダの強化をぜひ行ってみてください。僕も一生懸命応援致します。
今回ご紹介した4つのポイントはそのまま普通の花粉症の対策にもつながります。症状を緩和するお薬と一緒にカラダの強化、体質の強化も行ってみてください。どんな病も「原因ありて結果あり」です。アレルギーに負けない元気な体づくりを行って花粉の時期、寒暖差の時期を元気に乗り切りましょう。
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