秋は呼吸器〜鼻の弱りやすい時期〜【山梨 漢方 さわたや薬局】
【あなたの「鼻」は大丈夫!?こんな症状・実は鼻が原因】
〜蓄のう症予備軍は日本に1億人!?〜
【日本人は鼻が弱い】
鼻呼吸の大切さは最初のコラムでお伝えをしました。「自分は鼻なんて悪く無いから大丈夫!」と安心している方、要注意です。NHKの人気テレビ番組「ためしてガッテン」では蓄のう症(急性副鼻腔炎含む)になりやすい人は予備軍含めるとなんと「一億人」という放送がされました。要するに日本人はほぼ全員が鼻が弱い、体調管理に気をつけないとすぐに鼻を悪くしてしまうということです。
【こんな人は要注意!こんな症状も鼻が原因かも?】
こんな症状がたくさん当てはまる方は鼻が悪いかもしれませんし、下記のような症状があり、なかなか普通の治療で治らない方は鼻が原因かもしれません。
・よく頭痛、頭重がする人 ・目の奥がいたくなる人 ・風邪をひきやすい人(鼻炎薬、風邪薬が手放せない) ・咳ばらいをよくする(痰がからむ) ・よく喉が痛くなる(イガイガする人) ・朝または夜に咳がでる ・咳止めでも止まらない咳
・鼻がきかないひと ・いつも鼻声の人 ・鼻をクンクン鳴らす人(本人は気がつかない) ・いびきをかくひと ・口や喉が乾く人 ・いつも(または寝るときに)口が開いている人 ・後鼻漏(鼻汁が喉に流れ落ちる人)があるひと ・難聴、中耳炎のひと ・耳鳴りやめまいがする人
これらの症状や身体サインは鼻が悪く、口呼吸や酸欠になっていることが主な原因でおこる症状です。鼻だけが原因ではないですが、原因を探ると結局【鼻】だったという場合が多い症状の1つです。胃の不調の原因も鼻であったり、様々な不調に繋がるところなので、常に良い状態を維持しておくことが大切です。
【鼻を悪くしないために・・・守っておきたい生活習慣】
①水分をとりすぎない・水はけのよい体作り(水分のとり方&出し方)
食事中に水分を摂り過ぎる、夜の水分摂取量が多い、冷たい飲み物のガブ飲み、シャワーだけの入浴法(汗をかかない)、運動不足=血行不良=汗をかきにくい体質=水分過多、このような習慣の方は要注意です。鼻粘膜や、副鼻腔と言われるところに過剰な水分が粘液となり鼻水の原因となります。これは水はけの悪い人や水分過剰の人は体の防御反応として鼻から余計な水分を出そうとするからです。注意しましょう。
②カルシウム不足
カルシウム不足は粘膜を弱らせると言われています。その原因はカドヘリンという細胞同士
をくっつける物質はカルシウムが不足すると働きが低下して細胞と細胞が離れてしまい粘膜
が弱るのです。甘いものを食べすぎたり、飲み過ぎたりする子供がカルシウム不足になり喘息、アトピーなどのアレルギーになりやすかったり、腸管粘膜が弱り便秘や下痢などのお腹が弱くなるのもこんな原因があるのです。
〜カルシウム不足を防ぐために〜
・糖分取り過ぎない ・加工食品、インスタント食品、ファーストフードに注意 ・温野菜不足 ・過労、ストレス ・老化による胃腸機能低下によるカルシウム吸収力低下 ・化学薬品の飲み過ぎ
☆日本は火山国のため土壌にCa少ないのです(水が軟水)。魚を食べなくなった日本人がCaが不足するのは当然。カルシウムだけは意識してしっかりと摂取しましょう。
③唾液不足
唾液不足は胃腸機能を低下させ、腸管免疫系を弱らせ鼻を悪くする原因のアレルギーを起こしやすくなります。
〜唾液を増やすために〜
・早食いをせずよく噛んで食べる(最初の3口だけでも30回噛むことを意識して) ・酸味不足
・濃い味付け ・柔らかいものしか食べない
④その他
鼻を弱らせる生活習慣で気をつけたいこと・・・夜遅い時間の飲食(胃腸機能低下)、冷暖房による粘膜の乾燥このような生活習慣も要注意です。
元気な鼻で良い酸素をしっかりと取り入れて元気に過ごしましょう。
様々な症状がありますが、原因から改善していきたい、少しでもカラダを楽にしていきたい、そんなお悩みがございましたらさわたや薬局までお気軽にご相談下さい。
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