不眠症の原因と快眠のための七ヶ条【山梨 漢方 沢田屋薬局】
◇不眠症の対処方法とは?◇
不眠症になってしまった場合、多くの方は病院で睡眠薬を処方してもらい服用をしていると思います。睡眠薬は、とりあえずは寝れますが原因が治る薬ではありません。
前回のコラムにて不眠症の原因を考えて特定できたら、その原因を取り除く方法を考えて対処していきましょう。どんな病も『原因ありて結果あり』です。
〜安眠の工夫・不眠の原因を取り除いたら〜
不眠の原因を取り除いたら安眠の工夫を行い眠りやすい環境づくりをしてみましょう。
☆安眠の工夫☆
※〜参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 不眠症〜
①正確な体内時計を作りましょう
睡眠のリズムはセロトニンという体内で作られる神経伝達物質が日光をあびて15〜16時間後に『メラトニン』という睡眠を促す物質に変わります。このリズムが崩れると体内時計が崩れるので、できるだけ『起きる時間』『寝る時間』を一定にしましょう。セロトニンの元になるトリプトファンを多く含む食品・バナナ・かつお節・アボガド・大豆製品などはオススメです。
②眠れない時は思い切って起きる
これは最近言われるようになった重要な安眠法です。睡眠時間にこだわらず、寝る時間になって横になっても、どうしても眠れない時は思い切っておきてください。そのまま横になっていても熟睡した感じが減ってしまうだけです。しばらく起きていて、眠くなるまでまち、それからまた就寝してください。深夜になってしまっても結構です。ただし、朝は同じ時間に起きてください。昼間に眠くなる時は昼寝をしましょう。だだし、15時前、30分以内に抑えると良いでしょう。
③朝は太陽の光を浴びましょう
時差ボケの解消法としても有名ですが、実は強い日光には体内時計をリセットする働きがあることがわかっています。光をあびて14〜5時間するとセロトニンからメラトニンにかわり眠くなります。朝起きたらまず、日光をあびる、この習慣をつけましょう。逆に夜の強い光も禁物です。PC・スマホ・ゲームなどよくないことと言われていますよね。
④昼間はカラダを動かす
昼間カラダを動かすと夜は当たり前ですが眠くなります。不眠症の人は昼間だるくてカラダを動かすのが億劫になりやすので積極的にカラダを動かしましょう。
⑤寝る前は副交感神経を刺激して
寝る前のリラックスは何よりも大切。38度ぐらいの微温浴、穏やかな音楽鑑賞、読書などもオススメです。刺激の強いテレビ番組やスポーツ番組は
避けたほうが良いでしょう。
⑥お酒はダメ
お酒については前述しましたが、不眠の原因にもなるし、当然安眠の妨げにもなります。最近の研究ではお酒は睡眠の質を悪くすることはあっても、良くすることは無いと言われます。
⑦寝室にも一工夫
心地よい寝室と寝具はそれだけで良眠を誘います。部屋の温度(20度ぐらい)や湿度(40〜70%ぐらい)も大切です。枕の高すぎや、布団の硬すぎなどにも注意が必要です。
夏の疲れをしっかりとるために、睡眠について今月はお届けしました。
皆様も眠りやすくなる秋、安眠で元氣な毎日を過ごしましょうね。
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