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5月病〜どうしてそんな症状が起こるの？〜【山梨　漢方　沢田屋薬局】

2013年4月30日公開 / 2021年3月2日更新

テーマ：5月病

コラムカテゴリ：医療・病院

環境変化についていける体づくりを

先週よりこの時期にお悩みの方がふえる『5月病』についてお届けしております。

春は新しいスタートの時期ですがそれだけにいろいろな環境変化が訪れます。

小学生から中学生。中学生から高校生。高校生から大学生、そして社会人。

職場が転勤などで変わる方もいるでしょう。同じ職場での配置換えもあるでしょう。

ちょっとしたことで我々の環境は変化します。おきる時間が1時間変わるだけで我々の体調は敏感に反応します。

今まで作らなかったお弁当と毎日作るようになる。これも大きな環境の変化ですよね。

このような環境変化で自律神経のバランスが崩れたり、変化についていけなくなることで起こる精神疾患が通称5月病と言われています。

どうしてそんな症状が起こるのか？

落ち込んでいる『抑うつ状態』は必ずしも病気ではありません。しかし、抑うつが意欲や行動を阻んでしまい、さらに抑うつを深めるような状態になるといわゆる『うつ病』といわれる状態になります。

うつ病状態では、脳の中でノルアドレナリンやセロトニンといった神経伝達物質が低下してしまっています。その主な原因となるのは職場内でのストレスや家庭内での問題にやきもきしたり、何でも完璧にやろうとしたりすることなどがあげられています。

一方で必要以上にビクビクしてしまう不安症状は、将来もしかしたら起こるかもしれないような危険や苦痛に対して、そのような不安がとりのぞけないと、さらに不安が増大して自律神経のバランスを崩したり、不眠になったりしてしまいます。

これは脳内での興奮を鎮めるメカニズムがバランスを崩すことでおこります。

不安は抑うつと非常に似ている症状ですが、大きな違いは原因がはっきりしていることです。その不安の原因を取り除いてあげれば解消できるというのが大きな特徴です。

5月病のような症状は『環境変化＆不安』という大きな原因があります（それだけではない場合も多々ありますが）ので、環境になれてくることで落ち着くことも多くあります。

次回も5月病についてお届け致します。

環境変化は誰にでもありますが、環境変化で体調を崩す人、崩さない人、その違いはどこにあるのでしょう？
沢田屋薬局では、皆さんの心とカラダの健康をサポート致します。お気軽にごそうだんくださいね。

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