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【梅雨の養生法】~山梨 漢方薬 沢田屋薬局~

2013年5月28日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:梅雨の健康法

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 漢方薬 効果東洋医学

パンダ梅雨

梅雨は『湿邪』に注意!ジメジメに負けない養生法


いよいよ6月目前ですね。冬の寒さについで苦手な方が多い梅雨の時期になりました。洗濯物はかわかないし、家の中も外もジメジメ・・・今年は夏の電力不足も懸念されておりますので、昨年以上の暑さ対策、湿気対策が必要だと思います。今回からは昨年にこのコラムでご紹介した梅雨の養生法を改定、加筆してお届けしたいと思います。

【水分の過剰摂取で日本人に増えている『湿邪』とは??】



東洋医学でも梅雨時は空気中の水分が増えて、カラダの中に『湿邪』というものが入り込みやすい時期と考えます。湿度の高いところに長期間いると体が重く、頭がぼーっとして働きにくくなりますが、これは先程ご紹介した『湿邪』によるものと考えられます。

日本はもともと湿度が高いため湿邪に侵された人が多く見られます。また、近年の『水飲めブーム』の影響で、気候だけでなく外的な要因で湿邪や水のとりすぎから来る水毒になる方も増えています。

健康な人は食事でえた水分はカラダをスムーズに巡り、汗や尿として排出されますが、『食べ過ぎ・飲み過ぎ』『体質的な胃腸虚弱』などにより体内に水が溜まってしまうと『気・血・津液』の流れが悪くなったり、五臓六腑の働きの邪魔をするためカラダの機能が低下して体内に溜まったものを『湿邪』といったりします。

この『湿邪』結構厄介で、漢方の世界では病気の原因と考えられる様々な種類の『邪』とくっついて悪さをすると考えられています。

アトピー性皮膚炎などに代表されるような熱の邪とくっついてできた『湿熱の邪』になったり、風邪(ふうじゃ)といっしょになると『風湿の邪』(代表的な症状は関節リウマチ)になったりと非常に厄介ですので、日頃からカラダの中にこの『湿』を貯めこまないようなセルフケアが必要でしょう。

『湿邪』の主な症状


☆胸やお腹がすっきりしない
☆残便感・残尿感
☆下痢・浮腫(むくみ)・尿量の減少

このような症状が多く見られます。これらは夏場の暑い時期や梅雨時に水分の摂り過ぎなどでも多く見られる症状です。

このような症状には『かっ香正気散』と言われる漢方薬(日本の保険適用の漢方薬にはなかったと思いますが・・・)を当店ではよくおすすめをしています。胃腸の湿を中心に改善するお薬ですが、夏場のお腹の風邪などにも使用致します。

『湿邪』は『風・寒・暑・湿・燥・火(熱)』のなかでも唯一、重さのある邪気です。湿邪がカラダに滞ると下記のような症状が現れます。

☆頭がおもい
☆身体が重だるい
☆手足が重い

また、この湿邪が経絡や関節に滞ると、四肢や関節が重くなるだけでなく、気血の流れもわるくなったりすると下記のような症状が出ると言われています。

☆皮膚の感覚がなくなる
☆関節が痛む

雨がふったり気圧の変化があると体調を崩したり痛みの出る方がいるのはこのあたりと関係があるのかもしれませんね。

次回も梅雨の養生法をお伝えします。

沢田屋薬局のHPでも健康情報などをお伝えしております(^o^)ぜひご覧下さいね。
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