漢方でスキンケア～肌は内臓の鏡～その4

2011年10月11日

コラムカテゴリ：医療・病院

すっかり秋も本番ですね。

漢方スキンケア対策まずはシリーズでお肌のトラブルの原因についてお伝えをしております。

テーマは「お肌の病理も、原因ありて結果あり」

「肌は内臓の鏡」

です。

さて、前回に引き続き今回も乾燥肌についてちょっとお伝えしたいと思います。

乾燥肌はシワの原因にもなる、と前回お伝え致しました。

乾燥肌はお肌を弱らせる悪循環を引き起こしします。

肌の角化は、角化する過程でNMF（天然保湿因子）やセラミド・・・

～スキンケア用語ワンポイント講座～
今出てきました、NMF・天然保湿因子、セラミド、よく耳にする言葉ですが、どんなものかご存知ですか？

今更ですが、ちょっと説明・・・・

・天然保湿因子は角質細胞が角化する過程で細胞の中に作り出すもので、角質細胞内に水分を取り込み、角質細胞を構成しているケラチンを柔らかくする働きがあります

セラミド・・・セラミドとは角質細胞間脂質と言われているものです。角質細胞の周りを囲んでおり、細胞内の水分を逃さないようにする働きがあります。

脱線しましたが、もとに戻ります・・

肌の角化は、角化する過程でNMF（天然保湿因子）やセラミドが作られるため、角化は肌の保湿にとって大切ですが。

肌が乾燥すると急いで角化がおこりますが、それにより未熟な角質細胞がどんどんできて不完全な角質層が厚くなります・・・

乾燥肌はお肌にこのような悪循環を起こしてしまうのです。

先ほどご紹介したNMFやセラミドの量は加齢に伴い減少していきます。このような成分が入っているスキンケアクリームを使用することはもちろんですが、体の内側からしっかりとよい血流により減少するスピードを落とす（これがアンチエイジング）ことでしっかりとお肌のケアをしたいですね！

次回もスキンケアのお話です。