自分でできる「自律神経コントロール法」運動編
前回は入浴 今回のおすすめ方法は・・・
オススメの自律神経調整方法をご紹介しております。前回は温泉入浴指導員が太鼓判を押す入浴をおすすめしました。ぜひお試しいただきたいですが、健康状態により注意が必要ですので、持病をお持ちの方などは必ず専門家に確認をしてから行ってください。
今回のおすすめ法は?
さて、今回は入浴よりある意味簡単な方法です。
それは・・・「背筋を伸ばしてゆっくり歩く」です。これは順天堂大学医学部の小林教授の著書で紹介されており、僕も「なるほど」と思った方法です。(参考文献:サンマーク出版 小林弘幸著 なぜ、「これ」は健康にいいのか?)
小林先生はあのプロゴルファー・タイガー・ウッズが一流である一つの理由は歩き方にあると述べています。彼の歩き方は背筋が伸びた状態で腰骨からゆっくりと前に出すような歩き方をしています。ポイントは「背筋を伸ばしてゆっくり歩くこと」というのが自律神経のバランスを安定させると小林教授は著書の中で紹介しております。背筋を伸ばすことが良い理由は「気道」をきちんと開くことができ呼吸のときの酸素量が増えるからだそうです。
「低酸素」以前もこのコラムで病気になる大きな理由の一つとしてご紹介しましたよね。
入ってくる酸素の量が増えると末梢血管は拡張して隅々の細胞まで血流と共に酸素や栄養を行き渡らせることができるので、からだの動きが良くなるのです。
そして「ゆっくり歩くこと」
これは早く歩くとどうしても呼吸のペースが早く・浅くなり、副交感神経の働きが弱くなります。これにより自律神経のバランスが崩れて体本来の動きが発揮できなくなると小林教授は紹介しております。
皆さんいかがですか?早く、背中を丸めて歩いていませんか?
良い姿勢でゆったりあることをちょっと意識してみましょう。必要なお薬もあると思いますが、生活習慣の改善もあります。
入浴や、姿勢、呼吸などはもちろんですが、僕がすべての方に必要とお伝えしている『腸』の健康、『腸能力』も自律神経との関係はかなり深いものがあります。
自律神経失調症の方は、どうしても目の前の症状に集中してしまいます。それは仕方ないです。
僕は、目の前の症状ももちろんですが、自律神経失調症の方の体全体をみて、弱いところ、お手入れできるところから元気にする方法もしております。
腸の健康と自律神経については別の機会にご紹介したいと思います。
しっかりと基礎体力をつけて、元気に秋を過ごしましょう。
沢田屋薬局では自律神経のバランス測定を行っております。詳しくはHPを御覧ください。
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