漢方でスキンケア~肌は内臓の鏡~その8
梅雨入りして約一週間、雨季独特の湿気に体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?
女性のお悩みは数あれど、カラダのむくみほど多くの方を悩ませる症状も無いでしょう。
むくみは体内での影響はもちろんですが、女性の「美」の邪魔もする質の悪い症状。
僕はむくみの症状は一種の「血行不良」と考えています。
お客様にお出しする漢方薬などもその方の体質や症状の強弱により変わりますが、基本的には利水作用のある物(カラダの水はけを調整)や血行を促進するものを使用します。
気温もあがりついつい冷たいもので体が冷えてたり、女性の健康管理の大敵!職場のエアコンのスイッチが冷房に入ったりとカラダを冷えやすくする条件が増えてきます。
また、空気中の水分が多いため、口から入ってくる水分に加えて空気中の湿気も体内に入りカラダの中が水浸しになりやすくなります。
体内に水分が多いとどうしても冷えやすくなってしまうのです。
気温の上昇、夏服、クールビズなどで衣服などにおいても冷えやすくなってしまうことも更に重なります。
このように、「むくみ」対策のその①としては「夏だけど冷え対策」が上げられます。
では、どんな方法で「夏の冷え対策」をすれば良いのでしょう?
実はとても簡単なんです(^^)
☆夏の冷え対策☆
①山梨の夏は昼暑く・夜寒い・油断大敵寝るときは一枚衣服を増やしましょう。
(寝冷えするのは夏だけ、準備万端の冬は寝冷えする人ほとんどいませんよね)
②節電へのさらなる協力もかねて例年よりエアコンの温度を1~2度上げましょう。
(女性の方は肌掛けを使わずに自然に入れるぐらいの温度にしましょう)
③暑くても「がぶ飲み」禁止。淑女は上品にコップに移してゆっくり水分補給しましょう。
(ペットボトル症候群にならないように水分補給はマメに少しづつが基本)
④ファッションはクール、でも肌掛けは忘れずに
(夏ならではファションは楽しみたいですが、薄手の羽織れるものなどを持参するようにしましょう)
⑤冷たい飲食は当然ながらカラダの内側を冷やします。冷たい飲食はほどほどに
(カラダの中から外に出るもので冷え冷えで出るものはないですよね?冷たいものはそれだけカラダの熱を奪います。とりすぎに注意しましょう)
この中でもとくに大切なのが③の水分のとり方です。それ以外は皆さん普段から注意していることだと思います。
漢方美人の大きな条件の一つに「水はけの良い体づくり」があります。
次回からは湿気の多い梅雨時だからこそ意識したい、漢方美人対策~「水はけの良い体の作り方」~をお届けしたいと思います。