認知症は予防できる!川島隆太教授提唱のスマートエイジングとは?【山梨 漢方 認知症 さわたや薬局
シリーズでお伝えしております、さわたやヘルスケアフェスティバル健康講演会、獣医学博士である山崎毅先生のご講演内容をお伝えしております。
「心とカラダの健康」をテーマに講演をしていただきましたが、心もカラダも元気でいるためには身体の元気はもちろんですが、頭も元気でないといけません。そのための認知症対策をお伝えさせていただいております。
昨日お伝えした「今日から始める脳いいい生活」に付け加えたいぐらい大切なお話を山崎先生はしてくださいました。
2006年9月22日の産経新聞夕刊の「カルシウム不足が認知症促進の可能性も」という記事を引用してカルシウムの大切さを伝えてくれました。
カルシウム・・・・・
多くの方は骨や歯の栄養素ぐらいにしか思っていないかもしれませんが、とても大切な栄養素なのです。
私の考えでは、現在の日本の食生活・生活環境・自然環境(水・土など)を考えると、カルシウムの必要量が足りている人は「ほぼいない」と考えています。
カルシウム補給は僕の体の基礎作りの中では非常に重要で、血液の流れ・質の向上と合わせてすべての方に必要なことだと思っています。
さて、その新聞記事の内容を一部抜粋してご紹介しますと・・・
「・・・・脳や神経から様々な組織へ命令を伝えるためにもカルシウムは重要な働きをしている。成長ホルモンを初めとする多くのホルモン分泌にもかかわり・・・(中略)カルシウム不足は骨粗しょう症の現人となるだけではなく、骨から溶け出した余分なカルシウムが血管に付着して、生活習慣病の元凶とも言える動脈硬化を促進する要因になってしまう。また、脳細胞へのカルシウム流入が起こり、脳細胞の死滅を早め認知症を促進してしまう可能性も示唆されている・・・・ 」
これは私も以前よりお伝えしている「カルシウムパラドクス」というやつです。
次回は山崎先生の講演会のまとめをお伝えします~
体内のカルシウムが不足すると骨が溶け出して、カルシウムを補給する。骨から溶け出した(ここが大切です。外から摂取したカルシウムではなくて、「骨から溶け出した」がポイント)カルシウムは再石灰化しやすく、先程の新聞記事にあったように血管にこびりついたり、脳に流入したりと非常に悪さをします。
要は骨が溶け出さないようにカルシウムをしっかりととれば良いのです。
カルシウム不足は皮膚や粘膜を弱らせてアレルギーの原因にもなります。
しっかりと食事で摂取することはもちろん大切ですが、胃腸の弱い方(吸収が悪い)、甘いモノが好きな方(体内のカルシウムを消耗)、もともとアレルギーな方(慢性的なカルシウム不足)、女性(カルシウムの消費が多い・骨粗しょう症もほぼ女性の方)は質のよいカルシウム剤などをきちんと摂取することをオススメします。
現在は、ジュースからお菓子までなんでも「カルシウム入」をうたっているものが多いですが、「何からとったカルシウムか?」「ちゃんと吸収されるものか?」などをきちんと考えましょう。
ただ摂取しているだけで満足していると残念なことになるかもしれません。