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廣瀬貴志

失敗しない工務店選び相談のプロ

廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

床の違いは家の寿命を変える?

2020年10月15日

テーマ:暮らし

コラムカテゴリ:住宅・建物




アメリカの映画やドラマに出てくる住宅はオシャレで、自分が家を建てるときにはそんなドラマのワンシーンのような雰囲気にしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、いざ家づくりを考えて住宅展示場や見学会を見に行っても何かが違います。

似せてはいるけど、やっぱり自分が思い描いているものとは違うと感じてしまう・・・

その違和感は「床材」にあるのかもしれません。

実は欧米と日本では使われている床材に大きな違いがあるんですよ!


日本人はご存じのように、玄関で靴を脱ぎますよね。

欧米人は土足でそのまま家に入るというのが、スタンダートな生活スタイルです。

コロナウイルスが欧米で蔓延しているのは、これが原因の一部ではという説もありますが、確かに公共のトイレに入ったり、道路を歩いたりしているといろんなものが靴底についてくるので、日本人にとっては、‟部屋が汚れる!”、‟床でゴロゴロ寝転がったりできない”など抵抗を感じてしまいます。

そんな生活文化の違いが、床に使われる材料にも表れています。


日本の住宅で一般的に使われるカラーフロアーというのは、ベニヤに0.3~0.6ミリ程度の突板(木を薄くスライスしたもの)

やプリントをした印刷シートを貼ってあるものが一般に流通しています。

コーティングしてあるものも一般的になってきていて、傷がつきにくく、ワックスが不要なものも多く見られるようになりました。

それでも欧米の家が土足で家に上がるため、日本で使われているようなカラーフロアは使いたくても使えません。

欧米でこれを使うとあっという間にボロボロになり、基材のベニヤ板が姿を現してしまいます・・・

欧米の住宅では本物の木材(無垢材)もしくはベニヤに本物の木を厚くスライスしたもの(挽板)を接着したフローリングを住宅に使用します。

このような本物の木を使ったフローリングは、土足で砂や傷がついても非常に丈夫なんですよ。

傷がつくと日本はそのままですが、欧米では定期的(10年に一度ほど)にフローリングに研磨をかけ、痛んだ部分を1ミリほど削ると、最初のきれいな木の状態に戻し、そこに木材を保護する塗料やワックスをかけ大事に使い込んでいきます。

その為、月日と共に劣化していく日本の床材とは違い、使えば使うほど素材の‟味”になり、素敵な雰囲気をつくるのです。

素材に関する考え方は住宅の寿命の違いにもつながっているのかもしれません。


日本の住宅の寿命は30年と言われていて、欧米の住宅は日本の倍、60年程度とも言われています。

日本では床板が痛んだら、剥がして張り替えたり、上から新しいものを貼ったりしますが、欧米では長年にわたり手入れをしながら30年、50年と使い込んで素材を大切にしていきます。

床だけではなく住宅に使う素材には、メンテナンスができるような素材を使い、住まう人や購入した人が大切にメンテナンスを行うことが大きな要因とも言われています。

日本には古くからの木造住宅が存在しますし、日本の技術で長持ちするような住宅を建てることは十分に可能なのですが、日本では建てては壊し、また建てることを繰り返していますよね。

これからの時代は長持ちする住宅を建てていくべきなのですが、なかなか教えてくれる人が少ないのが現状です。

私たちではそういった家づくりの相談をいつも行っておりますので、長持ちする住宅を計画したい方はお気軽にご相談ください。


また相談窓口のあるHaleHaleでは欧米で使われているものと同等のフローリング材を自社ブランドで開発製造・販売しています。

本物の雰囲気のある住宅空間を自分の家に作りたい方、ご興味ある方は是非お越しくださいね。

この記事を書いたプロ

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