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コラム
またまた保険料の値上げ!今度は水災!
2020年10月30日 公開 / 2021年2月24日更新
皆さん、いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
また、数多くのお問合せをいただき、感謝申し上げます。少しでもお役に立てたらとても嬉しいです。
最近は夏が終わり、秋らしい日もほとんどなく、冬が一気に来そうで私も困っています。私は冬が1番苦手です(>_<)
今回は、毎年ドンドン値上がりする保険料について書いてみました。家計に関わりますので無視できません!
今度は水災が値上がりする!!
今年の8月から宅建業法改正により、ハザードマップに基づいて水害リスクの説明が義務化されました。これからは水災のリスクに応じて損害保険料も変わってきます。来年2021年1月には大手損害保険会社が法人向けの損害保険料の値上げを予定しています。
西日本豪雨が発生した2018年度に発生した西日本豪雨、まだまだ記憶に新しいと思います。この時の損害保険金の支払いは過去最高になりました。
毎年のように過去最大級の自然災害が猛威を奮い、各地に大きな被害をもたらしていますね。そのような状況の中、冒頭にお伝えした水害のハザードマップに基づいて来年2021年1月保険料が値上がりします。
10%値上げの地域も!
2021年1月から、住宅向けの火災保険料は、一斉に全国平均6~8%ほど引き上げられます。平均的に引き上げられますが、地域によっては引き下がる場合もありますので保険会社や代理店に確認してみてください。そして値上げは水災だけではなく地震保険料も値上げになります!
水害に対する保険料をどのように設定するかは、各社の違いはありますが、まずは法人契約から値上げをするようです。個人住宅に対してはその後値上がりしてきます。
保険料が上がる理由は、保険金の支払いが増加しているからですが、日本損害保険協会のデータでは支払われた保険金は、2018年の西日本豪雨では約1兆6000億円と過去最高となり、翌年2019年には千葉県を中心にした台風での甚大な水害があり、保険金の支払いは1兆720億円にもなりました、今年2020年も、ま熊本県をはじめ各地で豪雨がありました。
損害保険料率算出機構の火災・地震保険の概況2019年度(2018年度統計)から「自然災害(風災・ひょう災、雪災、水災)」の支払い額が2010年以前に比べて6~7倍になる年もあり、2011年以降は急激に増えています。
これだけ水害が増えているにもかかわらず、現在、住宅の約3割が水災の補償に加入されていません。もちろんマンションの上層階や高台で近くに河川がない住宅にお住まいの方は水害にならない可能性が高いとお考えになられて、あえて補償から外されている方もいらっしゃるかと思います。ただ以前のコラムでも書きましたが予測できないほどの豪雨でベランダの排水溝が溢れて部屋の中に水が侵入してしまうという被害に遭われた方もいらっしゃいます。
ハザードマップに連動した保険料の設定や、都道府県の地域別保険料の導入によって各保険会社が水災の保険料を値上げしたり、地震保険料が値上がりする背景は、直近の自然災害の影響が大きいのですが、今後も大きな被害をもたらす自然災害が予測されていることも影響しています。
保険料ばかり値上がりしてしまい家計の負担が嵩む中、保険金の申請に関しては非常に大きな事故以外は契約者の方が申請できると知らないが故になされないまま時間が過ぎていくケースが非常に多くあります。
2010年以降、保険金の支払い金額が急増しているのは2011.3.11の東日本大震災や2018年、2019年に代表される台風被害で損壊した建物が多く、その一件あたりの金額も大きかったからでしょう。
本当ならまだ受け取れている方が多くいらっしゃるはずです。
また本来受け取れたはずの事故が新たな災害によって隠れてしまうことも多くあります。
もしかしたら自分の所有している建物も保険金申請できたのではないかと思われた方は諦めずにお気軽にお問い合わせください。
少しでもお力になれたら幸いです。
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