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コラム
火災保険金を受け取っても保険料は上がらない
2020年6月6日 公開 / 2021年2月24日更新
多くのお客様からよくご質問をいただくのが「火災保険の保険金を受け取った後の保険料は上がらないのですか?」という質問です。
結論からお伝えしますと火災保険の【保険料は上がりません】
ではなぜ火災保険を申請し、保険金を受け取っても保険料が上がらないのかをご説明します。
保険料が上がらない理由
多くの方が「保険金を受け取ったら保険料が上がる」との認識があるのは、恐らく自動車保険の補償範囲に含まれている「車両保険」にあると思います。
車両保険には等級制度があり交通事故を起こしてしまった際に保険を利用した場合に契約者の等級が下がり保険料が値上がりしてしまう制度のことです。
これが保険料は上がると思われる大きな原因かと思います。
もう少し深掘りしますと、自動車同士の事故に関してはその現場状況に応じて「過失割合」というものが定められて、その割合に応じて支払う金額が決まります。もちろん自らの過失が原因で交通事故を起こしてしまった場合は相手より過失割合が高くなり、その支払金額を保険で補填するのが一般的な車両保険の使い方です。
保険会社は契約者に過失があると判断したため保険料の値上がりが発生するという流れです。
しかし、火災保険の場合はこの等級制度がないため保険金を受け取っても保険料が上がることはありません。
では、なぜ火災保険は同じ損害保険の自動車保険と違って等級制度が存在しないのかを分かりやすく説明します。
一番簡単な言葉で表すと「動かない」という言葉が分かりやすいかと思います。
自ら運転し動かす自動車と違って建物は動かすことも動くこともありません。そのため建物に被害が及ぶのは外部からの影響によるもの以外考えられないからです。(自動車保険でも誰も乗車しておらず停車している状態での衝突事故に関しては、もちろん被害者側の等級が下がることはありません。)
動くことのない建物が自然災害に見舞われたとしても建物には何も責任がないと言うことになり保険金を受け取っても契約者の保険料が上がることはありませんので安心して頂ければと思います。
今も保険料が上がると勘違いされているお客様が多いですが、今後は一人でも多くの方に知って頂ければ嬉しい限りです。
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