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西山広高

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西山広高(にしやまひろたか) / ファイナンシャルプランナー

西山ライフデザイン株式会社

コラム

日本の教育の限界と将来像

2018年6月22日

テーマ:FP

コラムカテゴリ:お金・保険

西山ライフデザイン 西山です。

弊社は「不動産に強いファイナンシャル・プランナー」としてお客様のご相談をお受けしています。

ご相談が多いのは
・ 相続
・ 住宅取得
・ ライフプランニング
等に関係する内容ですが、当然、これからの社会保障や生活に対する不安をお持ちの方も多く、私自身様々な情報を収集し、自分なりの分析を行っています。

今日は、これからの教育の在り方に関する話を。

現在の教育のベース


現在の日本の教育は昭和22年(1947年)に定められた、「教育基本法」「学校教育法」に基づいて行われています。
昭和22年と言えば終戦間もないころ。
この頃の教育は組織の規律を重視しするものでした。
出る杭を作らず、「指導者とルールの下で一人一人がその立ち位置をわきまえて行動するようにすること」が重視されていたといえるでしょう。

この教育方針は終戦後の日本の急速な復興、発展に大きく寄与したと考えられます。
軍隊などの教育と同じような考え方であったとも言えます。

当時の日本は生産性を高め、国として、あるいは一人一人が「より良い生活を手に入れる」というベクトルで一致していたこともあり、戦後、急速に復興、成長したことは周知の事実です。

これからの教育はどうなる


さて、では現代における教育はどうでしょう。
これから教育に求められることはこれまでの教育とは全く違うといえます。

最近よく話題に上りますが、これから10年、場合によってはもっと短い期間のうちに今人が行っているっ仕事の多くがAIにとって代わる、と言われています。

過去の産業革命では生産技術や輸送技術の大幅な進歩により生産性が向上する反面、多くの労働者の仕事が機械に置き換わったと言われます。

これから数年の間に知的労働者(ホワイトカラー)の多くの仕事もAIに置き換わるでしょう。
では、そんな社会が訪れる中で生き残り、仕事をし続けていくためにはどんな能力が必要なのでしょうか。

個性を育てる教育


与えられた仕事をこなしていくような仕事は今後ますます少なくなるでしょう。
そこには「個性」が求められます。
「自分でなければできないこと」に価値が出るようになるでしょう。

ひとつのキーワードは「人の感覚に訴えること」ではないかと私は考えます。
人が心地良いと感じる事を提供すること、と言ってもよいかもしれません。
それは自分・自社が儲かるビジネスというだけでなく、そのサービスを受けたり、ものを手にしたりした人が「心地良い」、「嬉しい」、「楽しい」と感じてもらえるか、ということです。

何に心地良さを感じるかは人それぞれです。
ある人が「とても心地良い」と感じたことが別の人にとっては「おせっかい」と感じることもあります。
ある人が「おいしい」と感じたものがほかの人にはあまり感じられないこともあります。
「美しいもの」や「居心地」に対する感じ方もそうです。

万人に受け入れられる必要は無いでしょう。
ネットやAIが提供するサービスとは違う「何か」を提供できるかどうかが重要です。

そんな中でのこれからの教育の在り方


今の学校教育はまず第一に組織の中で生きるために必要なこと、常識を知り、規律・ルールを守ることを教えるものだと思います。
確かに、人に迷惑をかけないというのは大事でしょう。
でも、大人が考える「常識」は疑う必要があります。
何しろこれからさまざまな「常識」が変わろうとしているのです。

今の学校の先生は、今の常識を教えようとするでしょう。
しかし、一見非常識に見えることが10年後の非常識かどうかはわかりません。

学校で個性を育てるのは難しいと思います。
全くできないということはないでしょうが、教育に対する根本的な考え方が変わってくるでしょう。

FPとして、親として考える教育費の考え方


これから変わっていく世の中では、受けたい教育の選択肢も多岐にわたるでしょう。
しかしながら、今は過渡期です。
私には4歳と2歳の子供がいますが、将来子供がどのような職業につくことを希望するかは想像もつきません。
彼らが職業を持つ頃、今は存在しないような職業がたくさんあるでしょう。
どんな教育を受けるべきか、選ぶべきかは悩ましいところです。

FPとしては、教育費は家族のライフプランを考える上で非常に重要です。
今は「その時に備えて準備しましょう」としか言えません。

親としては、変化を受け入れ、頭から否定することなく、子供たちの成長を見守りたい。
そのために必要な費用は親として確保する。
それが親の責任だと感じていますし、FPとして人に伝えられる限界だと思います。

さて、これからどんな未来が待っているのだろう…

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