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小嶋裕司

就業規則の整備による人事労務問題解決社労士

小嶋裕司(こじまゆうじ) / 社会保険労務士

フェスティナレンテ社会保険労務士事務所

コラム

【就業規則作成】チャットGPTが進化しても専門家にお金を払う価値のある就業規則業務とは?

2023年6月9日 公開 / 2024年2月22日更新

テーマ:就業規則 考え方

コラムカテゴリ:法律関連

私はマイベストプロのコラム以外にも、
ブログを2つ運営しています。
(アメブロも入れると3つですが。。)

そのブログで、
「チャットGPTが進化した世界で
就業規則を社会保険労務士に依頼する意味」
というブログ記事を書きました。

正直な話、チャットGPTの進化により、

社会保険労務士であれば
誰でも作成できる程度のものであれば、
チャットGPTが作成してくれるようになるでしょう。

そんな遠い未来の話ではないと思います。

しかし、高度な業務は残り続けます。
その話を以下のブログ記事で書きました。

チャットGPTが進化した世界で就業規則を社会保険労務士に依頼する意味

その中で、以下のお話をしました。

「高度な業務は残り続ける」
とご説明しました。

では、「高度な業務とはなんだ?」
という疑問が生じますよね。

ブログでもご説明しましたが、
もう少し違う観点からご説明します。

大きな制度変更に伴う社内の軋轢の調整

就業規則を抜本的に変えるとき
賃金・退職金制度に手を加えるとき

社内の抵抗が起きます。
社風自体が変わる可能性があるので当然です。

特に、二代目社長が制度を変えよう
としたときは強い抵抗が起きます。

これらの社内の調整をまとめ上げ、
新制度へスムーズに移行する。

この業務は高度な業務といって良いです。

例えば、
二代目社長が抜本的な組織変更を行おうとすると、
先代の社長や番頭さんが反対します。

リーダーは二代目社長ですが、
先代の社長や番頭さんとの合意形成は必要です。

特に、先代の社長はお父様ということが多く、
その場合、親子関係の問題にも発展します。

更に、賃金の問題に手を付ける場合などは
社員の理解も必要です。

それが真に会社に必要な合理的な変更であったとしても、
不利益な変更だと受け止められると困りますよね?

そして、制度変更後は社員の皆さんへ説明をしないといけません。

そこには、人間の感情が絡みますので、
チャットGPTには対応不可能です。

当事務所は、企業の事情に合わせた
マンツーマンのサポートで、
スムーズな組織変革を実現しています。

この業務は多くの社会保険労務士は
取り組んでいない分野です。

その理由をチャットGPTに聞いてみました。

実は、前々から私も気になっていたのです。
幾つかを引用します。

専門性と技術性:
役員間での合意形成支援や新制度へのスムーズな移行サポート、社員への就業規則説明など、これらのサービスは高度な専門知識と技術を要求します。一般的な社会保険労務士の業務と比較して、より深い法律知識、交渉スキル、人間関係の管理スキル、教育スキルなどが求められるため、これらを満たす社会保険労務士が少ない可能性があります。

ビジネスモデル:
社会保険労務士の一般的なビジネスモデルでは、定常的に行う作業(例えば、労働者の社会保険の手続きなど)に重きを置くことが多いです。一方、この種のサービスは一度限りのプロジェクト的な側面が強く、一般的なビジネスモデルには適合しづらい可能性もあります。

以上のような理由から、特化したサービスを提供する社会保険労務士が少ないのかもしれません。


そのまま引用したのですが、
どうですか?

この分析力は凄くないですか?

まさか、ビジネスモデルの話まで
分析をされると思っていませんでした。

専門性と技術性については、
「これらのサービスは高度な専門知識と技術を要求します。」
と言っていますね。

確かに、それはそうかもしれません。

法律だけ学んでいても全く身につきません。

私は、2011年からファシリテーションを学びはじめ、
それ以来、合意形成のスキル・経験は向上し続けています。

それと同時に、経営者団体で500名を超えるイベントの責任者などを行い、
経営者同士の意見の調整にも時間をかけました。

どのようにして様々な意見をまとめて、
全体としての方向性を見つけるかを学びました。

同時に、私は青山学院大学社会情報学部の
ワークショップデザイナープログラムで合意形成(納得解)
について学びました。

どのように人々が意見や視点を共有し、
共通の解決策に到達するかを深く学びました。

これらの経験が、私が社会保険労務士として
提供するサービスに大きな影響を与えています。

チャットGPTが進化した輝かしい未来

あくまでも、ここで挙げた業務は一例ですが、

チャットGPTが進化しても、
絶対に、奪われない業務はたくさんあります。

ですので、私は不安を抱いておりません。

元々、当事務所のお客様は人に相談しても
納得がいく解決策にたどり着けなかった
(会社が抱えている課題を解決できなかった)
という企業が中心です。


特に、ホームページを観て
お仕事のご依頼をくださった方に
顕著な傾向です。

効率を考えたらお断りせざるを得ない業務も
積極的にお引き受けしてきました。

単純作業や基本的な分析はAIが行ってくれる時代!

本当に助かります。

そんな理由からAIの進化は大歓迎です。

もし、御社が人に相談しても
中々解決できないことで悩んでいるなら、
当事務所にご相談下さい。

そのような業務は大歓迎です。

お問合せはこちら

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

この記事を書いたプロ

小嶋裕司

就業規則の整備による人事労務問題解決社労士

小嶋裕司(フェスティナレンテ社会保険労務士事務所)

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