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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

貴女の「有り方」を変えなさい

2020年2月25日

テーマ:有名人の不倫

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

芸能人の不倫と一緒にしてはダメ
夫の不倫に苦しむ妻へ言いたい。
このところ、芸能人の不倫がニュースになり、それと同じように一般家庭の夫の不倫に考えてはいけないということを今日は書いていきます。

昨日のコラムでも書きましたが、一般のそれとの違いをご理解下さい。
1、芸能人の不倫は、世間の目が監視役になる
2、CMや番組製作者側が、タレントの起用権利がある
3、出演した作品へ泥を塗ることと、多大な損害賠償が発生
4、タレントとして高感度が必須

こうした事は 何も不倫問題だけではなく、違法薬物や犯罪も同じ事。
つまり、タレントは「人気商売」と言うことが肝なのですから、まずは世間の目がバロメーターになります。

それに比べ、一般人の不倫は、妻が監視役の全てを担うのです。
ま、少し付け加えたら、サラリーマンであれば、会社の地位というのに影響が出る場合もありますが、それはそこまで「おおごと」にしたり公にした場合です。

ここで、妻の場合はたいてい夫を庇い、勤務先にばれることを、共に証拠隠滅を図ります。
要するに夫と共犯。夫には妻が「隠してあげた」と恩を売っても、夫は妻には感謝しないのです。

何故なら、勤務先に浮気が公表されて、何か夫の処分が科せられたら、給料も減らされる事を心配するのは妻でもあるから、夫の不倫を勤務先に隠すことを、妻も協力者になっているのです。

では、その逆を考えてみたら、例えば、勤務先の同僚女性と浮気等をしている場合は、妻は怒りに任せて「貴方の上司に告げるわよ」と脅かしたら、夫はそんなことをされては困るとばかりに、妻との間で軋轢が生じるだけなのです。

しかも、本当に会社にそんな告げ口をしたところで、本当の意味での不倫停止対策にはならない場合が殆どで、勤務先は、そこまで貴女の夫の監視はしません。
それどころか、妻である貴女の値打ちを下げるだけで、何なら、その同僚女性が貴女の行いまでをバカにして、貴女の夫は、不倫相手にも、勤務先にも、そういう意味で恥を描くのです。

また、勤務先にも色々な所があって、大企業なら、ある程度、社内不倫のコンプライアンスがしっかりしているところもありますが、それも実は色々、抜け穴があり、社内規定などはほころびだらけです。

政治家だって、不倫をしていても、別に仕事には影響しないので、厚顔であれば、一時的なニュースになって終わりです。

特に学校の先生とか、公務員は、色々な規則で縛られているように感じますが、今の多くのニュースで見るように、先生だって、警察だって、不倫はするし、何なら、カタイ職業の人ほど、痴漢をしたり、飲酒運転をするように、職業柄という人格者はすくなくなったように思えます。

私がこれまで相談を受けたケースで、色んな職業の人がいました。
中には、言えないくらいの有名な政治家、有名人、裁判官、刑事、警察、タレント、精神科医・・・・
特に心理学の大学教授が「妻の気持ちが分からない」と相談された事は印象的でした。

そんな中、分かった事は、夫の職業が立派であればあるほど、妻が夫の地位失脚を心配するし、逆にそれを厭わずに、勤務先に駆け込むような妻は、夫からは軽蔑されるし・・・・・

こういう妻の怒りに任せた判断は、とかく自分の考えに固執しがちです。
つまり、何でも極端ではいけないということですが、こうした行動をすべて、やってしまった後で、
「どうしましょう」と私に相談するより、まずは、手付かずの間に相談に来てほしい。

妻が考える対策は、とかく偏っていて、成功率を考えていない。自分の怒りのもって行き場所に困っているだけで、怒りと対策は違うということを知ってもらいたい。

好感度に左右されるタレントと違い、一般人の不倫は、だれが許すか?許さないかの権限があるか?

一般家庭の場合は、妻が裁判官のような役割を担いますが、実は不倫をする夫は、妻に許してもらおうなどとは考えていません。
それを妻が許すことが不倫の終結と考えるから、夫は、妻に許しを請うと言う演技をするのです。

夫の本当の目的は妻に許してもらうことではなく、妻を静かにさせること。
妻を黙らせることが、自分の不倫を継続できることになるのを、夫はわかっているのです。

だから、夫の不倫を黙認することもダメ。
しかし、もっとダメなのは、両方の親に直ぐにいうのもダメ。
「勤務先にばらすわよ」と言っても、本当にそれをしないのは単なる脅かしと、取られます。

要するに、妻の手法が全部、「脅かし」だからダメなのです。

ね、こんな風に書くと、このコラムでは「あれしちゃだめ、これしちゃだめ」と、駄目出ししかしていません。

そうです、そのくらい、これを読む前に世の妻は、怒りに任せて行動しちゃうのです。
もちろん一度や、二度はそんな事になるのは仕方がないのですが、いつになっても、怒りに任せた行動だけでは知恵がない。

だから、私のコラムは、駄目出しの連続になりますが、「じゃ、どうしたらいいのですか?」と半ば怒り気味に問われます。

もちろん、私も、個別の対策をお伝えしたいですが、相談に来られる方の「あり方」が間違っているのです。
これまで、貴女が夫にしてきた行いの中心になっている考え方が間違っています。

だから、私がとりあえず、このコラムで書くのは、ダメダメの連続で、やってはいけない「禁じ手」だけをお伝えして、この後から「貴女の心のあり方」を知ってもらうのです。

禁じ手を先に公表するのは、誰しも間違う部分は共通しています。みんな同じ間違いを起しますので、まずは間違った言動だけは、やめて下さい、という前置きです。

その後で、個別にカウンセリングをして、その人が、どういう考え方をして、間違ってしまったか?
これは人それぞれですから、ここからが個別の診断が必要になります。

ここが分かれば、次にご主人の特徴です。
この組み合わせによって、色々なことが見えてきます。ここからが本当の、個別診断です。これをしてからが、その人に向けた対策を、考えられるのですが、相談に来られる方は、とにかく矢継ぎ早に、手っ取りはやい答えを求めてらっしゃいます。

「禁じ手・・・・そんなことは分かってますから、早く夫の浮気を止めさすハウツーを教えて」と自分のあり方も理解をしないで、ハウツーだけを求めます。

でもね、夫の不倫は夫の責任ですが、それから先、今、暗礁に乗り上げているのは、貴女のあり方が間違っていたから。
その間違いを自覚のないまま、ノウハウだけを教えて、というのは、その姿勢が間違いの元。

まずは自分を知ることから始めないとこの先も同じ間違いをしてしまいます。

では、何故、そんなに急いで、解決策ばかり求めて焦るのでしょうか?
それは、これまで、貴女のやり方が間違っていて、その結果、最悪の状態を迎えているという緊急事態だからじゃないですか?
つまり、貴女の焦りは、それだけ、間違った事の対策だったということ。
自分なりに、一生懸命、して来たと言っても、結果が良くなければ、やった事の意味がない。
でも、自分がこれだ、と思ってやってきたことが、間違っていたなんて、今更いわれても・・・・というより、そういう人の場合は、自分の間違ってきた事は、自分への非難と思い一番言われたくない人なのです。

だから、そんな非難よりは、これから先の事を教えてほしいと焦るのは、それだけ、間違った事の結果が押し寄せているという緊急事態だからじゃないですか?
急ぐのは分かります。
でも、急ぐからこそ、基本に戻らないといけないのです。
回り道のように思えても、何が間違っていたかを整理しないと、この先も、良くないことが起きるのです。

一番の犠牲者だと思っている妻も、夫の不倫の共犯者になりかねないということを書きましたが、気の毒には思います。
分からないからこそ、手探りで、自分流に行ったことが、間違いだったと言われたら、そりゃ、もう腹が立ちますよ。何なら、私の所に来て、私を睨みつける相談者もいます。

でもね、本当はその気の強さが、いろいろ、独眼流になってしまっているということを私は嫌われても言わなければならないのです。
ツライですよ、ワザワザ相談に来てくれた人に駄目出しをするのは。

という私の悩みは、誰に相談したらいいのかしら?
では、今日はここまで。

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