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摺木陽介

地域に根差した飲食店開業・運営をサポートするプロ

摺木陽介(すりきようすけ) / 飲食店経営アドバイザー

合同会社YUNAMI FACTORY

コラム

何かわからないものは売れない。

2023年10月14日 公開 / 2024年5月17日更新

テーマ:ネーミング マーケテイング

コラムカテゴリ:ビジネス

イベントでフードの販売をする時やお店で期間限定で販売したりと、時には変わったメニューやあまり聞き馴染みの無いメニューを出したりする事があります。


数年そういう事をやってきて実感している感覚があります。


『何かよくわからないメニューは売れない』という事です。


例えばブリトー。





私のお店で数年間販売してきて今でこそ結構人気のメニューにはなっていますが、当初は


『ブリトー?何それ?』っていう感じの反応でした。


人間は心理的によく分からないものには無意識に拒絶反応が起こるんだと思います。


ですが、ブリトーを『タコスみたいな食べ物』を説明すると


『あ〜。なるほど。じゃあ食べてみようかな』という反応になります。


知っている料理で例えると、伝わりやすいですし、お客様もタコスは食べた事がある、もしくは知っている方が圧倒的に多いので認知(イメージ)されやすいですね。



実際に上記の説明をすると、買って頂く確率が結構上がりました。



なので、あまり一般的ではないメニューなどは似たような食べ物で例えるか、
もしくは思い切ってネーミングを変えてみるのもいいかもしれないですね。




生キャラメルで有名な元タレントの田中義剛さんが経営されている『花畑牧場』のブラータチーズ(イタリア発祥のフレッシュチーズ)なのですが、日本ではあまり馴染みがないチーズだという事で、商品名を『生モッツァレラ』で販売した所、大ヒット商品になったそうです。





ブラータチーズだと馴染みにない日本人にはイメージしづらいチーズを『生モッツァレラ』という造語で表現したところが秀逸ですね。


このネーミングだと、商品のイメージがしやすいですね。


見事な戦略だと思います。


飲食店でも応用できるテクニックだと思います。

この記事を書いたプロ

摺木陽介

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摺木陽介(合同会社YUNAMI FACTORY)

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