9月1日　本日の講座の内容　　季節のこと、それにまつわる歌　天満屋カルチャー教室

2022年9月1日

テーマ：講座風景・講座内容

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：ピアノレッスン、ボーカルトレーニング、ボイストレーニング

9月1日　本日の講座内容
今日のカルチャークラブの教室は窓もドアも全開で講座を実施できる部屋です。
マスクを使用しての歌唱。私もマスクをつけて喋るため、マイクを使用。
また、ホワイトボードも積極的に使用します。

今日のプリントより

◎二十四節気「処暑」の次候と末候の時期　
●七十二候「天地始めて粛し」（さむし）8月28日〜9月1日頃
ようやく暑さが収まり始める頃。夏の気が落ち着き、万物が改まる時期 
・立春から数えて二百十日目　台風がやってくる日
・富山のおわら「風の盆」　各地で作物の無事を祈る

ここで、おわら「風の盆」の越中おわら節を聞いてみました。
その後、菅原洋一さんの「風の盆」を歌う。

今現在ですが、雨が強く降り、台風が近くに来ていることを感じさせられていますが

・古い時代には台風のことを野分（のわき）と読んでいた、
・清少納言　枕草子より
野分のまたの日こそいみじう哀れにをかしけれ
（のわきの吹き荒れた翌日は、とてもしみじみと胸にくるものがあります）

そこで、清少納言のことを歌った「唱歌」を一曲。
これは実は「才女」という歌で、1番は紫式部のこと、2番は清少納言のことを歌った歌詞を
つけて歌ったのですが、元歌は「アニー・ローリー」です。

それから明日9月2日からのことを

●七十二候「禾乃登る」こくものみのる　9月2日〜6日
　 ・禾（のぎ）とは稲や粟などの穀物のことを言いますが、穂先に生えている毛のことでもある。
・旬の魚は鰯・イチヂク　 ・マツムシ・・・・平安の頃は山野で虫を撮ってきて鳴き声を楽しむ『虫えらみ」や虫の声を競い合う「虫合わせ」などの 遊びあり

ここで「唱歌」より「虫のこえ」を歌う。
この歌は虫の鳴き声の他の部分は全て「あ」から始まります。
「秋の夜長を・・・・」
「ああ面白い・・・・・」
「後からうまおい・・・」など
歌詞を縦書きにしてあるものを見るとよりわかりやすいですね。

◎二十四節季「処暑から白露へ」
「白露」とは大気が冷えてきて露を結ぶころ。ようやく残暑が引く。そして本格的な秋の訪れ。

●七十二候「草露白し」草のつゆしろし
草に降りた露が白く光って見える頃。朝夕の涼しさがくっきりとしてくる頃。
9月7日〜11日頃

・9月9日重陽の節句
菊の節句で、長寿を祈る日　旧暦だと菊の花盛りの季節。
栗の収穫時期でもあるので「栗の節句」とも呼ばれ、栗ご飯などで祝うことも。

「菊」という歌を探します。
なんと「庭の千草」なのです。
庭の千草は元は「夏の最後のバラ」を歌った歌ですが
「バラ」ではなくて日本の花といえば「菊」それを歌っています。
だから「ああ、白菊、ああ・・・・」「露にたわむや菊の花」と。

・秋の七草　　萩・ススキ・葛・なでしこ・おみなえし・藤袴・桔梗
これらが一度に咲くのではなく、秋が深まりながら花開いていく7種類の草花。
例えば万葉集では「萩」は最も歌われる花。「秋」という漢字が「萩」の中に使われているように秋の花としてなじみ深い、藤袴や桔梗は自生で、とても少なくなっている。

みんなであの1月7日にお粥にする七草を口に出して言ってみる。
思い出しながら。
そんな感じで懐かしい歌や季節の勉強をしながら、時には新しい歌も歌いながら
学んでいます。
[[天満屋カルチャー「歌って健康いきいきヴォイトレ〜懐かしの歌とともに〜https://santa.sanyo.oni.co.jp/santa/pc/culture/showDetail.do?lectureId=66357]]
10月からの生徒さん募集中です。まずはご体験を。事前にお電話で受付へ連絡ください。

新しい歌を歌う講座が増え、リニューアルも行われるので懐かしい歌をしっかり歌い、学ぶ講座は少し減りましたが、それでもいくつか担当しており、続けていく予定です。
歌い継いでいきたい日本の歌、大事にしていきます。