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吉井江里

歌・ピアノの指導や合唱指揮などで音楽の楽しさを伝えるプロ

吉井江里(よしいえり) / 教師

ソット・ヴォーチェ

コラム

歌が好き。でも、どこで歌うか?

2021年12月5日 公開 / 2021年12月6日更新

テーマ:音楽雑記

コラムカテゴリ:スクール・習い事

自宅で歌の練習、というのはなかなか難しいのかもしれません。

家で声を出して歌う、ということがない場合で「歌が好き」な場合はどこで歌うか?


カラオケ、合唱、みんなで歌う歌の講座、歌のレッスンなどがチャンスの場ではありますが、今はコロナの関係であまり外へは歌いに行けないかもしれませんね。

こんな話が昔の本に出ていました。

お母さんが歌うのを聞いたことがあまりなかったが、
台所の流しの前で小さい声で歌っていた。
子供達にもほとんど子供の歌を聞かせてくれたこともないので、
嬉しくなって近づくとお母さんは恥ずかしそうに笑って歌うのをプツッとやめてしまう。

「ねえ、歌って」といっても笑うばかりで、歌ってくれない。
それでもその後、また誰もいないことを確認してお母さんは囁くような声で台所で歌う。
近づくとやめてしまうことがわかってからは障子の陰でこっそり聞いた。

それが古関裕而の作曲の朝ドラ「エール」でよく流れていた「船頭可愛や」だったそうで
その後、この歌を耳にするたびに薄暗い当時の不便な台所に立って、
ひっそりと自分だけ楽しむように歌っていた母の姿を思い出す。

歌う機会はないわけでもなかった。歌おうと思えば。
例えば、年末の年越しの夜には一人一人のお膳が並べられ、お酒が入って座が賑やかになり、歌が出てくる。
みんな順番に好きなように歌うのだが、母に順番が回ってきても歌わない。
人前で歌うようなことはなかったそう。

今はそういう時、カラオケボックスなどにみんなで行って代わる代わる歌う。
場合によってはマイク取り合いなんてこともあるでしょうが(今はコロナでちょっと難しいですが)
やっぱり中には、どんなに歌が好きであっても「人前で一人で歌うのは嫌」という人ももちろんいらっしゃるので、そうやってこっそり一人で楽しむ場合もあるでしょうね。

合唱団では一人ずつ歌ってもらうことは私の指導する団ではしていません。
でも、するところもあるようですね。
コンクールに出るような団体ではそういうこともあるかもしれません。
一人一人チェックする。うーーん。厳しい。

でもそれが平気な人もいるし、自信たっぷりな人もいる。
まあとにかくそれぞれに違うのですが、一つ言えることは、
「一人で歌うのはちょっと遠慮したいけれどみんなで一緒に歌うならいいなあ」と思う人は多いことですね。
それで合唱を始めたり、みんなで歌う講座などに入って
人と一緒に歌う。人の声にも癒されながら自分も声を出してスッキリする。

また自由に歌えるようになった時に多くの人が歌を歌って楽しんで、ストレスも解消できる、そんな時を待ち遠しいな・・・と思いながら日々過ごしております。

家で声が出せない、そんな場合はそっと鼻歌でもいいので歌ってほしいな、と思っています。

(今は合唱団などではマスクを着用して距離を少しとって、換気をしながら歌っています。緊急事態宣言が出ている時は休んでいました)

「講座案内」も私のページの右上にあります。
随時更新していますのでご覧ください。
https://mbp-japan.com/okayama/sotto-voce/service1/5002929/

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