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コラム
歌声喫茶「ともしび」さんのこと
2021年12月6日
昭和53年の毎日新聞社の「別冊1億人の昭和史」の編集後記を読んでいます.
「東京・新宿の名所の一つにもなっていた有名な歌声喫茶がその灯を消しました。60年代安保世代にとっては特に思い出尽きない店だったようです」ということが書かれており
「あの連帯の歌声は今、個に収斂(しゅうれん)し、日本人好みの演歌に変わってどこかで歌われていくのかも」ということが続きます。
この歌声喫茶は「灯(ともしび)」さんのことでしょう。
その後、それで終わりではなく、新宿の他のビルで営業をされるようになって、昼夜また賑やかに歌を楽しむ人たちで溢れかえっていました。
私も視察で何度か行ったことがあり、リクエスト用紙に「岡山から来ました」と書くと、必ずリクエスト曲を、しかも前に出てマイクで歌うことができ、ピアノとアコーディオンの生伴奏で、あの時は「涙そうそう」を歌ったと記憶しています。
その後、ともしびさんの歌集を使うようになり、定期的に歌集の購入をしてご縁ができ、何年か前には岡山県総社市に数人で来られたので私も伺って、一緒に歌うような機会もあり、今回のコロナのことでもお互いに心配しあっているような感じです。
ちょうどその昭和53年の時に一旦お店を閉められたのと同じように、昨年まで借りていたお店のビルがもう出ないといけないことに。
事務所や稽古場は他の場所にあるのでいいけれど、歌声喫茶の店舗を探しておられました。
今は活動自体ができていないので、店舗は閉められてからは事務所の方でオンラインライブなどを行っておられます。
この間も電話で「今は苦しいけれど頑張りましょうね」と話しました。
どうなのかな、かなり先までみんなで歌う会などは開催が難しいかもしれないけれど、徐々に様子が変わってくることを祈っています。
ともしびさんの歌集はとてもたくさんの歌詞が載っているので重宝しています。
https://tomoshibi01.cart.fc2.com/?ca=1
・緑の表紙の歌集はまだ知らないものも多く、全体的に少し難しく感じるので使用していません。
しかし、「知らない歌」でもみんなで歌うと自然におぼえられる、のが歌声喫茶の良いところです。
・青い表紙のものは私の講座でも使用していて、薄くて軽く、しかしそれでいて内容は濃いので便利です
・赤い表紙のものはやはり講座では必須アイテムです。J POPやニューミュージックなどもあり、平成の歌も多く収録されているので若い世代(比較的)でも大丈夫です。
この先はどうなるのか。
みんなで賑やかに歌える日はいつなのか?
それはまだ誰にもわからないですね。
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