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コラム
音大受験から進学の思い出
2022年4月14日
毎年この時期になると、受験の頃のことや上京しての生活のことを思い出します。
受験は3月のはじめにあり、なんと高校の卒業式とぶつかっていました。
実は、三年の組長(クラス委員のことを組長と呼びます)をしていた私は先生から
「卒業式の答辞を書くように」言われました。
「卒業式に出られないのに・・・・・」と思ったのですが
毎年各組の組長が書くことになっている。それらをつなぎ合わせて一本の答辞にして
それを組長の中の誰かが読む。と説明を受けました。
渋々引き受けて決まり文句満載の答辞をさっさと書き上げて提出しました。
その、卒業式が行われている頃、私や同級生たちは上京していました。
当時は携帯電話はありませんから、親への連絡は電話ボックスから公衆電話で。
その時に何を血迷ったか、10000円札を一枚紛失してしまい、後から親に怒られました。
音大の受験は3日ほどかかりました。実技その他で1日では終わらなかったからです。
そして、すぐ試験を受けるわけではなく
前日にレッスンを受けに行きました。最後の仕上げです。
友達と先生の家に行き、試験曲をレッスンしてもらいました。
そのレッスンが終わって駅の近くで喫茶店へ行き
飲み物と何か甘いものを食べていたら、トイレに行きたくなり席を立ちました。
なんと、小ではない方です・・・・・
常日頃から快便体質の私は、受験のプレッシャーも、都会へ来ての不安も何も関係なく
いつものように・・・・しかし、トイレが流れなくなり・・・・あとは書けませんが
背筋が凍るようなことになりました。
10000円は失くすしトイレは流れない、おまけに英語の試験では何もわからない・・・
ああ、これはダメだ、と思いましたが
実技の試験などについては、やはり高校やコンクール、伴奏でも舞台に立たせていただくことが多かったので、落ち着いて演奏することができました。
声楽の試験の時に審査の先生方の中にはテレビで見たことがあるソプラノの歌手の先生がいらして、驚きました。綺麗だなあ・・・とジロジロと見てしまいました。
その頃から40年経っているのでいろんなことを忘れていますが
合格発表は高校の先輩方がその大学へ行っているので、見て電話してくれました。
ありがたかったです。今のようにパソコンなどで合否がわかる時代ではなかったから。
入学してからも先輩方にお世話になり、授業が始まると新しい友達もできて
新生活は(はじめての一人暮らしですし)非常に楽しくスタートしました。
大学の授業もレッスンもとても充実していてよく学び、よく遊んだ時期でした。
今はコロナで対面の授業がなかったり、サークル活動なども制限があると思います。
オンラインも便利ではありますがずっとオンラインというのは学生さんにとって、
また、教える方に長く続くととっても厳しいものではないかと思います。
これからの音楽レッスン、どうなっていくのでしょうか?
コロナ前が懐かしいですが工夫しながら前に進んで行きたいと思います。
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