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中村英行

外壁塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り修理のプロ

中村英行(なかむらひでゆき) / 職人

株式会社ミナン

コラム

壁の塗装後にひび割れ補修の跡が黒ずんで浮き出てくるブリード現象とは?

2016年9月1日

テーマ:塗装豆知識

コラムカテゴリ:住宅・建物

こんにちは㈲御南塗装工業です。

塗装工事の大事な工程の1つに、塗装前に行うひび割れ補修や、パネルとパネルをつないでいるコーキング(シーリング)の打ち直しといった作業があります。

大きなひび割れはVカット工法といって工具でひび割れを大きくし、コーキング剤が内部まで入るように処置を施します。



この時使われる、コーキング剤が粗悪なもの、または適切な処置を行われていなかった場合、こういった現象が起こることがあります。



ひび割れ補修した跡が黒く浮き出ていますね。これは、ブリード現象と呼ばれるものです。だいたい塗装後1~2年の間に起こることが多いです。なぜこういったことが起きるのかといいますと、コーキング(シーリング)剤には、柔軟性を持たせるため、可塑剤といった添加物が含まれています。これが表面に浮き出してきて、塗料を変質させ、ベチャベチャとした粘着性が出てきます。そこにゴミや汚れが付着して、黒くなってしまうのです。

塗装して綺麗になっても、こうして汚れが付着してしまっては意味がありませんね。これを防止するために、可塑剤が浮き出てこないようコーキング剤の上から塗るブリードオフプライマーと呼ばれるものや、可塑剤を使用していないノンブリードタイプのコーキング剤があります。



こういったところは非常に見落としがちですが、重要なところです。弊社では、可塑剤が入っていない、ノンブリードタイプのコーキング材を使用しています。 お見積もりや業者選びの際はこういったところも注目してみてくださいね。

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