マイベストプロ大分

コラム

国家試験・資格試験・難問化難しくなっている 理由 とは?

2018年10月4日 公開 / 2020年11月5日更新

テーマ:宅建・勉強法・記憶法対策

コラムカテゴリ:くらし

資格試験や国家試験がマニアックになっている難しくなっている


記憶力アップコンサルタントの松井達治です。
最近ここ数年特に言われて来ていることですが、
だんだん試験問題がマニアックになって来ている。
ここ数年難問化している。
もっと大切なところがあるような?
と言われることも多く耳にします。

実際に私も資格試験対策で相談を受けます。
これってかなりマニアックですよね。
というような問題もあります。
ネットでも多くの声が聞こえています。
宅建や薬剤師国家試験、看護師、歯科医師国家試験他の資格の名前も出て来ます。
本当は一定以上の理解度があれば合格させても良い、と思うのは私だけでしょうか?

本来の問題内容の知識、以外にテクニックも必要な部分も出て来ています。

将来その資格を絶対に合格したい。知識もある。しかし、うっかりが多くて
数点溢れ落とす。そして不合格。なんてことも多い気がします。

国家資格の多くは年に1回です。1年間1点足らなくて過ごした私は、何故あの問題注意しなかったのか?ということを考えて自分を責めてしまったこともありました。


国試や資格試験が難問化している理由


では何故、こんなに難しくなっているのか?特にここ10年の難問化はスピードアップしている気がします。
例えば選択肢ですが、「正しい組み合わせを選べ」や「正しいのを一つ選べ」などと
回答を選ぶものなども多かったのですが、最近は試験によっては「正しいものの個数を選べ」、「誤っているものの個数を選べ」、「正しいと思われるものを全て選べ」、「正しいのを2つ選べ」など昔と比べて、選択肢が難問化しています。
うっかりミスを誘発するような、紛らわしい選択肢も多いです。

また、問題では一見馴染みのない言葉を入れてわかりにくくしております。
ここで、聞く?というようなむずかしい問題もあります。

では何故難しくマニアックになって来ているのか?
推測されるに、
1)制度が多様化しているから
2)受験生みんなのレベルが上がったから
3)その資格が飽和してくる可能性があるから
などが考えられます。


1)制度が多様化しているから

情報は年々多くなって来ています。資格制度ができてから、どんどん情報は
増えて来ます。薬にしても毎年新薬ができます。
医療は発展していきます。これは必要なことと思えます。
その分覚えることが多くなって来ている。
また、法律も現在の法律では対応できないので新しいものが出てくるのでしょう。
これは、広がっていくことはある意味仕方のないことではないことかもしれません。
資格試験は取ってから一生勉強だと思いますし、勉強をしなければ資格試験ではないと思います。


2)受験生みんなのレベルが上がったから

これは、一つ理由がはっきりしています。
それはインターネットの普及です。情報が多く取れます。
例えば専門用語。昔だったら専門の参考書を引いたり、辞書を引いたりしていました。
しかし、いまは、ネットで検索すれば大概の言葉は出てきます。
また、対策アプリなども出てきており、移動中も勉強がしやすくなっています。
そして、You-Tubeなどの動画配信もここ数年あります。
授業の内容なども簡単に見ることができます。
みんなが学びやすくなってきているということです。
そこで、みんなのレベルが上がってきているのです。対策が取りやすくなっています。
学校も多くなってきていますし、難問化すればするほど
みんなが勉強します。今までの勉強時間では他の人も勉強するからと、どんどん激化していきます。
もちろん私は、難しくなることが全て悪いということはないと思います。
それだけ資格試験を通った時に即戦力としても動きやすくなりますし、ある一定レベルの知識は必要だと思います。しかし10年前の問題をみて、あまりにも簡単に感じる。レベルが急激に上がっている。これはどうでしょうか?
今の試験であれば絶対に通らなかった。という言葉をよく耳にします。
それだけ変わっているのですね。

ネットによる情報が流れていくことによって、対策がしやすくなります。しかしそれは、自分だけではありません。周りの人もそうです。
その積み重ねが加速してきています。


3)その資格が飽和してくる可能性があるから

世の中の資格試験の需要と供給のバランスが崩れてきているからかもしれません。
景気の良い頃は、資格を取らなくても仕事は多くありました。しかし、バブルの崩壊後
資格がブームとなってから多くの方が手に職を持ってという考え方が増えてきました。
私はちょうど経験しています。薬学生だったこと、1年生の途中にバブルが弾けたのですその頃ですと、薬学部の女の子はいかにも理系の雰囲気を出している子が多かったのです(ごめんなさい、私もそんな感じでしょうが・・・)しかし、3年後入学してきた子。
後輩の雰囲気が全然違いました。その当時の文系の子達の垣根がなくなってきていた気がします。聞くと、「手に職がないといけないと感じたから」という話でした。
特に当時は4年生だったので薬剤師という職種はとても魅力だったのでしょう。
しかし、現在年々人口が減ってきている中、資格者も数を制限している資格が多いようです。また、その点数のためにどんどん難しい内容が出てきているということです。
また、世界が小さくなってきており、外国人留学生も多く入学してきています。
ある職種では今後到底日本人だけではまかないきれないというところもありますし、
先進国の日本の技術を学ぶなどのこともあると思います。
ここは、様々な理由があります。

このように、(他にもあると思いますが)年々厳しくなっているのは確かです。


対策としては


では、どうしていけばよいのでしょうか?
対策はないのでしょうか?
その資格を絶対に欲しい方がしっかりとその資格に合格するためには対策方法をしっかりと立てないといけないと思います。
現在私が考えるところこのようなことが考えられます。

1)情報をしっかりと受け取る
2)テクニックをつける
3)知識の正確な習得
4)記憶力のアップ


1)情報をしっかりと受け取る

情報をしっかりととることは、とても大切だと思います。
アナログでは、差がつきます。
明らかに利用している人としない人では変化は出ているでしょう。
先ほどのYou-Tubeやブログ、サイトなどもそうです。勉強時間などもうまく活用でします。アプリなどを使うことも大切だと思います。
隙間時間での勉強もそうですし、検索もそうです。
ここでの差は、かなりつきます。特に大人での資格試験はここで勉強時間や料金も変わってくると思います。


2)テクニックをつける

テクニックでは、回答テクニックです。これは、回答番号で何番が一番多い。
というのがその資格試験であれば、それもあるかもしれませんが(ないのが多いと思いますが)
一番大切なことは「わかっているのにうっかりミスをしない」ということです。
マークミスや答えが出ているのに勘違いや思い違いなどです。
必ず質問の仕方が数パターンの場合は聞いている言葉に丸をする。正しいものなのか、数個なのか、確認する。そして、見直しの時間を取る。
しっかりと把握することが大切です。そして問題をしっかりと読むことも付け加えておきます。キーワードに線を引きます。


3)知識の正確な習得

知識が曖昧だとしっかりと点数が取れません。上がっていきません。時に最近の難問化ではしっかりとした言い回しの違いも理解していきます。
ここでは、過去問です。
過去問をしっかりととく。様々な資格を取っている方を聞いて見ると多くの方が
過去問をしっかりと解いた。と言われます。過去問なんて・・・
という方もいるかもしれませんが、実際に合格している人と何年も勉強している人では過去問に対する意識が違います。短い時間で、回数で合格している人は過去問という武器をテクニックとして駆使しています。(ここにはコツがあります)
そして、わからない言葉のままとかないということも大切です。
しっかりと調べましょう。違いをはっきりとすること。
学習法をお伝えしているとここが大切だと特に感じています。
過去問をしっかり問題を見たら答えと、どこがキーワードであるか?どこが違うか?
などを把握します。
過去問だけを覚えることではありません。


4)記憶力・集中力のアップ
その資格試験は、勉強時間は何時間必要でしょうか?
その時間に必要な勉強はしていますか?
必要な勉強時間を取らなければどの資格も落ちます。
例えば、合格までの宅建試験の勉強時間や社労士の勉強時間をネットで検索したら出てくると思います。合格者はこれくらいで合格した。という方の話。例えば宅建ですと100時間や30日で合格したなどとも出てきます。多分ここが最低ラインでしょう。上は500時間なども出ています。どれも正しいと思います。その方が受かっているのでしょうから。
しかし、一般的にこれ以下の勉強であればかなり厳しくなるのではないでしょうか?
1000時間必要といわれている資格を100時間では受からないと私は思います。
そして、勉強時間を取っていても集中してやっているか?
ということもあります。時間はかけても集中していなければ、身になっていないでしょう。
勉強する際に記憶することが多い試験では記憶の仕方を知っておくと時間は短縮されるでしょう。また、脳の仕組みとして、記憶が定着されやすい方法も知っておくことも大切だと思います。
記憶力アップすることで解決することも多いのではと思います。
なんでも丸暗記は良くありませんが。



記憶の仕方と勉強の仕方をしっかりと学んだことはありますか?


最後に記憶の仕方と勉強の仕方を学んだことはありますか?
記憶や勉強の仕方にはコツがあります。
具体的な方法は
しっかりと学んで効率よくしっかりと合格をつかんでください。
皆様の合格 資格試験突破を応援しています。



全国どこでもオンラインでアクティブブレインセミナー開催

zoomを使ったアクティブ・ブレインセミナーを開催できるようになりました。
オンライン2日間ベーシックセミナーのお知らせはこちらから

この記事を書いたプロ

松井達治

記憶力が飛躍的にアップして、日常生活を変えるプロ

松井達治(暗記のたつじ)

Share

関連するコラム

松井達治プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
070-1947-0218

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ大分
  3. 大分のくらし
  4. 大分の文化・教養・カルチャー
  5. 松井達治
  6. コラム一覧
  7. 国家試験・資格試験・難問化難しくなっている 理由 とは?

© My Best Pro