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足立美穂

女性を健康と美容に導き、不妊治療に定評のある鍼灸と漢方のプロ

足立美穂(あだちみほ) / はり師

鍼灸治療院・漢方薬店 東洋の森

コラム

更年期障害に対して抗不安剤、抗うつ剤に抵抗がある場合の治療法

2018年5月11日

テーマ:更年期障害

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 更年期障害 対策更年期障害 治療

抗不安剤や抗うつ剤が処方されると、自分は精神の病なのかと驚くかもしれません。実は更年期障害でも抗不安剤が処方されることはあります。
ホルモン療法が受けられない時には抗不安剤のほか漢方薬を使って治療します。

更年期の不調で抗不安剤が出されるのはなぜ?

更年期障害の治療として、抗不安剤や抗うつ剤が処方されることがあります。確かに、落ち込むことが多かったり、理由のない不安感にさいなまれたりすることも更年期の症状のひとつです。

こういった状態が続くと、自分が精神面でも病気になっているのかと心配にもなるでしょう。
実は、精神の病の薬が更年期症状の緩和のために用いられることがあるのです。一般的には減少したホルモンを補うため、エストロゲンなどのホルモンを錠剤などで服用します。しかし、うつ病の治療薬として知られているデパスは幅広く使われています。

デパスは更年期で悩まされるイライラや不安感、やる気の減少などを改善し、不眠症にも効果が期待できるのです。筋弛緩作用も持ち合わせているため、必要以上に力んで凝り固まった体をリラックスさせてもくれます。

デパス同様に自律神経失調症の薬として処方されるグランダキシンも、同じく更年期障害の患者さんに出されることがあります。

なぜこうした抗不安剤や抗うつ剤が処方されるのか。
それはホルモン剤を使えない人がいるためです。子宮内膜がんの患者さんではエストロゲンを服用すると悪化する可能性があります。さらに、乳がんの患者さんや既往歴のある人、心臓や肝臓の機能に障害をもっている女性には服用を進められません。

その他の治療として漢方も

ホルモン療法を受けられず、抗不安剤や抗うつ剤には抵抗があるという方は漢方薬を使用してみてはいかがでしょう?

天然の生薬である漢方薬は、病気の原因を直すのではなく、身体全体を整えることで健康を維持する働きがあります。西洋薬に比べると副作用が少ないため、漢方薬は長期的な服用もできることから選ばれています。

漢方薬が得意とする更年期の症状としては、ほてり、冷え、神経症、憂うつ、めまい、疲れ、肩こり、頭痛、動機などが挙げられます。
更年期のような原因がはっきりと特定できない症状に特に向いています。

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