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コラム

マンションライフを快適に162

2024年3月19日

テーマ:マンションライフを快適に

コラムカテゴリ:住宅・建物

今回は、バルコニー手摺 その8から進めていきます。

バルコニー手摺
コンクリート手摺
手摺壁小口仕上げ(パラペット)
コンクリート手摺の場合、TOP部分を左官工事で綺麗にし、仕上げをしている事が多いです。
小口部分(TOP部分)に蜘蛛の巣みたいな細かくひび割れが出ている場合、長い間放置するとコンクリートTOPが取れる(コンクリート躯体と左官仕上げコンクリートが分離する)場合もあります。
これは、手摺に限らずコンクリート躯体に左官仕上げをしている場合におこる現象です。

下に人が通らなければ、コンクリート片が落ちるだけですが、人が下を通る場合大変危険です。
1戸のベルコニー手摺TOPに蜘蛛の巣みたいな模様が発生すれば、将来的に全体的に出てきてもおかしくないと考えた方が良いと思われます。
早くて5年程度、10年程度で出てくる場合もあります。
大規模修繕時には、コンクリート手摺TOPを打診棒でたたき、浮きが無いかを確認して下さい。

補修方法
浮いている部材が大きい場合、ケミカルアンカーを打ちボルトを入れて止めTOPを補修する方法や、エポキシ樹脂注入材を注入して、クラックに充填する場合もあります。
細かく割れていて部材が取れる状態であれば、新たに左官工事(悪い部分は割って取る必要もあります)をする必要があります。
どちらにしても、補修するのであれば、部材が取れない事が大前提です。注入の際に「パコ」と取れてしまえば部材が浮いていしまいます。
浮いて取れれば、新たに左官工事が必要です。

次回は、バルコニー手摺 その9から進めていきます。

この記事を書いたプロ

宮崎英人

管理運営サポートで快適な暮らしを守るマンション管理のプロ

宮崎英人(株式会社スナグル)

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