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コラム

マンションライフを快適に186

2024年4月22日

テーマ:マンションライフを快適に

コラムカテゴリ:住宅・建物

今回は、サッシ枠 その2から進めて行きます。

サッシ枠
サッシ改造以外の方法

まず最初に熱の伝わり方
「伝達」「放射」「対流」がありますが、ガラスの伝達は1.0W/m・k(数値が低い方が熱を伝えにくい)で、空気0.024W/m・k⇒木材0.12W/m・k⇒ALC0.17W/m・k⇒ガラス1.0W/m・k⇒コンクリート1.63W/m・k⇒鉄84W/m・k⇒アルミ221W/m(空気が一番熱を伝えにくい)順番になります。
「おや」と思われたかもしれませんが、ガラスよりコンクリートの方が熱を伝えやすい事となります。
「部屋内では、ガラスに結露が発生する。」と経験されている方は多いのではないでしょうか。
コンクリートは厚みが約150 ~200㎜程度、ガラスは5㎜程度(単層ガラス)と約30~40倍の厚みが違うためにこの様な現象が起こります。

サッシガラスの交換
単層ガラスを複層ガラス・Low-Eガラスに交換すれば既存ガラスより結露がましになります。
ガラスの厚みにより、既存サッシ扉にガラスが入らない場合もあるので、業者に確認しましょう。
結露は、育ってきた環境(室内温度が高くないと落ち着かない、低くないと落ち着かない)によって部屋内の環境も変わります。
私自身は、部屋内が暖かいと落ち着かないです。
室内の温度で言うと、冬場の室内温度が低い方が、結露になりにくいとなります。

「交換したから結露にならない。」と思い、複層ガラス(間に空気層を設けている)交換しても結露する事はあります。
部屋内の温度が高くなり、外気が寒い場合は、部屋内ガラス面に結露が発生する場合もあります。

ガラス交換について
お住まいの管理規約をお読みいただき、標準管理規約ではサッシは共用部分となっていますが、各修繕(住民が壊すしたりすると)、全体で機能を向上させる為に全戸交換する場合等は)全体でとなり管理者となります。
こちらもセンシティブな問題ですので、工事を検討している場合は、管理者に確認下さい。
共用部分で記載されている場合、管理者に相談し、
全体で実施する場合は管理組合で実施する。
単独で施工する場合は、個人での施工となります。
大変センシティブな問題でもあり、時間が掛かる場合もあるので、改良する前には十分な打ち合わせが必要となります。

次回は、サッシ枠 その3から進めて行きます。

この記事を書いたプロ

宮崎英人

管理運営サポートで快適な暮らしを守るマンション管理のプロ

宮崎英人(株式会社スナグル)

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