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三上緑

独自のメソッドでピアノ講師を支える音楽教育家

三上緑(みかみみどり) / 音楽教育家

一般社団法人カラフルエデュ協会

コラム

生徒のモチベーションの上げ方「個性を尊重する」ピアノレッスン実践法

2024年3月9日 公開 / 2024年3月12日更新

テーマ:個性に合わせた指導で弾ける子に育てる

コラムカテゴリ:スクール・習い事

一つのことに集中して取り組める時間は3秒! 
興味があちこちに飛んでしまうから、プログラム通りにピアノのお稽古ができない。
だからなかなか上達しない。


幼児さんだから、仕方がないと思っていたけれど、
小学生になっても状況が依然として変わらないとしたら、このままがいつまで続いてしまうのか。

心配になりますね。でも、諦めないで!


ここで、しっかりと指導の方法に工夫をしましょう。
そのお子さんは、見切りをつけて音楽から離れてしまう前に‥


では
具体的に打つ手をお話ししていきますね。

・・・

楽譜を目で追うことが極端に苦手で、
マイペース度が非常に強いお子様でした。
入学時に支援学級に進むとお聞きしたAくん。
あまりに不安感が強いので、様子を見つつ落ち着いた2年生からお稽古しました。

今では、「皆が僕のピアノはとってもすごいと言ってくれるんだ!」と、自分のアピールポイントになりました。

子どもの可能性は無限大ですね。

Aくんある日の演奏










何が好きで何が不得意と感じているのかを知る



もう2年生だから、これが好きだよね。これは、楽々できてしまうでしょう。


または、今の力量ならこの曲がレベル的にぴったりなのよ。かっこう・ちょうちょう・こぎつねコンコン
などなど、初級のテキストに必ず載っている曲。生徒さんの楽しめる曲だと思うのだけれど‥



ここに実は、指導者の一方的な思い込みがあるのです。これを一度横に置き、お子様の本当の状態を感じてみましょう。


楽譜はどっちからどっちへ進むのか、わかっていなかった!とか。
そんなの、ちっちゃい子がひくやつでしょう。(自分はもうちっちゃくないと思っている)
右手や左手がいまいちピンときていない。

など。



何がしたいと思っているのかなと予測してみましょう。
そして、子供ながらに今更わかんないなんて言いにくいしな‥ 
そもそも、わからないことがわからない!


先生はアンテナを沢山立てて、生徒さんの心の声をキャッチしてみましょう。







指導者に興味を持たせるには



先生の言っている事って、本当なんだ!

こんな信頼関係を作っていかなければならないのです。

センシティブなお子さんは、他の人のやり方を、自分のやり方に取り入れることが、結構大変なのです。だから自己流が大好き、ですよね。


指使いがどうとか、音が違っているよとか。そのような言葉に
「これでいいの!!」
と叱られることもしばしば。



先生だからとか、大人の言うことだから、と言うことだけでは、聞いてもらえないのです。

そこで私は、いつもアドバイスという形でお話しします。
取り入れるかどうかは、本人次第。



しかし、「その方がいいね。」と思ってもらう仕掛けをするわけです。

そこで初めて、先生の言うことすごいかも!「教えて!!」と言う体制を作ってしまうのです。







自分はできるという自信を持たせる方法



そうは言っても、
頑張って苦手を克服しようと思う力は弱い
と言うことを私たち指導者は知っておかないといけません。



せっかくチャレンジする気持ちが芽生えたのですから、
その芽を折ってしまわないように気をつけたいものです。

小さな変化を見つけて、できたね。変わったね。と声をかけることが大切です。



私は、
「変更しようとした事がすごい」
と言葉がけを繰り返しています。



自信を持たせる働きかけを、先生は沢山していらっしゃると思います。

なぜか彼らは、自信というコップのお水が、
すぐになくなってしまうのですね。

だから、どんどん出来ている自分をお知らせして
自信のお水を足してあげる事が必要なのです。







何に対して頑張るのかをはっきり伝える



ちゃんと出来たかな?
良い子にできた?
一生懸命やろうね!

このような頑張り目標をお伝えしがちですが。
これって、では具体的にどうしたら良いの?と考えると、
とてもわかりにくいのです。
大人の私たちも、その時の状況によって判断が変わりますね。


わかりやすい、小さな目標を提示すると、
子供たちは本気を出します。


そして大きなメリットは、
「〇〇達成!」と
認めてあげやすくなるということも。


成長していくステップを一つずつ提案していくことで、
やってみようと思い、出来るようになる。


確実に成長するレッスンを提案していきましょう。




こちらの動画で詳しくお話ししています。





この子はどんなところに、心の引っ掛かりがあるのか。

どのように興味付けするのか。

かなり細かい指導の技が必要だと思います。私はこれまでの経験値の中で、今必要な支援を割り出すことができます。
指導者の方皆様が再現できるように、具体的な指導方法をお伝えしています。今、支援を必要としている生徒さんに届けてあげてくださいね。



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