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中村諭

家族の笑顔を支援する住宅ローンのセカンドオピニオン

中村諭(なかむらさとし) / ファイナンシャルプランナー

住宅ローンソムリエ(R)

コラム

住宅ローン短期固定金利を選択したときの対策

2019年8月22日

テーマ:住宅ローン

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 住宅ローン 借り換え住宅ローン 固定金利住宅ローン 審査

【質問】

3年固定で住宅ローンを組んだばかりですが、金利が上がり不安になってきました。どうすればいいでしょう?


【回答】

注意しなければならないのは、現在のローン契約が“変動金利”ではなく“短期の固定金利”という点です。

変動金利の場合は、住宅ローンの金利の見直しは6ヵ月毎になっているので、自分の住宅ローンの金利が変わるのも6ヶ月毎ですが、返済額は借りてから5年間は変わらない約束になっているはずですので、世間の金利が上がっても返済額はすぐには変わりません。
しかも、5年経過後の返済額は今までの返済額の1.25倍までと定められています。

つまり、住宅ローンの毎月の返済額は金利上昇局面においても5年間は変わらないので、家計が急に苦しくなるということはないのです。

一方、短期の固定金利の場合は、世間の金利が上がっていれば、固定期間(ご相談者様の場合は3年)が終了したその翌月に、返済額が金利が上がった分そのまま影響を受けます(優遇の適用があれば、そこから引かれますが)。
ご相談者様の場合、3年経過後にいきなり住宅ローンの返済額が上がり、家計が急に苦しくなると言うことも想定しておく必要があります。

そこで対策ですが、次のことから始めましょう。


① 現在の家計の1年間の収支を大まかにでも把握する。

② 住宅ローンの金利が4.0%になった時の毎月の返済額を試算してみる。

③ ①の家計に②の増加額を加える。

※このときに年間の収支はマイナスになりませんか?ならなければ一安心ですが、いずれにしても家計は厳しいでしょう。

④ 住宅ローンの返済額が金利が4.0%と想定した生活にして、今から家計の支出面を見直し準備する。

⑤ 3年後に貯蓄できたお金で繰上げ返済できると、毎月の返済額は少し楽になりますね。

⑥ 毎月の返済額が若干上がっても大丈夫な家計になっていたら、長期固定の住宅ローンに借換えを検討しましょう。


ただし、金利上昇時の“変動金利”型の住宅ローンは注意が必要です。
金利が上がっているにも関わらず、返済額が増えていないとは、つまり借金が当初予定よりも減ってないということです。
「来月、更新なのでそんなに時間は無い!」という方は、個別具体的にご相談に応じますので、ご連絡ください。

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