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鈴木敏広

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鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

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コラム

合板の使われ方⑧~野地板を合板にするリスク

2019年12月10日

テーマ:材料について

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 畳 掃除畳 張り替え

⑥に畳下の床板が本物の杉板なら傷まないが合板は30年ほどで床下の湿気を吸収して材料としてダメになってしまったことを書きました。

同じように、屋根の下地の合板がボロボロになっていることを見たことがあります。以前、屋根材の張り替え工事を行ったとき、合板の野地板は⑥に書いた畳下の床板のように踏むと沈みすでに強度はありませんでした。単板と接着層は分かれてしまったのです。

床下のように地面に近くないのにこのようになる理由は、生活していると家の中で発生する水蒸気は暖かい空気とともに上昇するためです。昔の家は隙間も多く天井裏に断熱材もありませんから、上がって行った水蒸気は一番上にある屋根の野地板に吸収されます。また、屋根裏の換気口からも、雨の日などに多湿な空気が小屋裏に入っていき吸収されます。

合板の使われ方⑧

⑥の畳下と同じように、杉や桧で屋根下地が作られている場合は合板のように強度が失われません。無垢材のため水蒸気を吸放出できるためで、そのまま使用できます。

次回は、『合板の使われ方⑨~合板が使用される理由は』です。


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