- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
これからの雨漏り③~異種材の間で
2018年10月2日
どんな材料も、温度変化で人の目ではわからない程でも温められれば伸び、冷えると縮みます。シーリング材は隙間を埋めるのですが、同じ材料どうしの隙間を埋める場合と異なる材料の隙間を埋める場合があります。
同じ材料どうしの例は、窯業系のサイディングの継ぎ目のような場合です。異なる材料とは、①に書いた窓のサッシと外壁材の隙間のような場合です。実は、同じ材料どうしと異なる材料の場合ではシーリング材の寿命は大きく変わります。
サイディングの継ぎ目のように同じ材料ならシーリング材の両側で均等に伸びますから、シーリング材に掛かる力も同じになります。ところが、①の家のようなアルミサッシと窯業系サイディングのように異なる材料の場合は、シーリング材の両側で伸び縮みする量が違います。シーリング材から考えると片方が片方よりも伸び縮みするためシーリング材には変形する様な力が働きます。
①のようなサッシと窯業系サイディングの隙間を埋めるシーリング材には、アルミ側とサイディング側で伸び縮みの量が違うと下の図のようになります。
伸び縮みが異なると無理な力が掛かるため、シーリング材は劣化しやすくなります。
次回は、『これからの雨漏り④~雨漏りに気づかない 』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------
関連するコラム
- 築30年で初めて漏った家1~30年外壁のリフォームをしない家 2014-10-27
- 余談 【庇~日差しの調整】 2014-11-10
- 築30年で初めて漏った家9~日本の気候に合った家を… 2014-11-27
- 築30年で初めて漏った家6~すぐに汚れる最近の家 2014-11-17
- 築30年で初めて漏った家5~軒も庇もないのに漏らない最近の家 2014-11-13
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。