冬向きの家⑩~耐震が優先されたのは当たり前
日本には程度の差はありますが、四季があります。今までの日本の家が夏にいかに快適に暮らすかを考えた「夏向きの家」なら、記事にある家は冬に快適に暮らす事を考えた「冬向きの家」だと思います。ここまで書いたように、今までの日本の家はと違います。風通しは良くありませんから、今までよりも機械に頼ることになると思います。
私の工務店では「通気断熱WB工法」を採用しています。WB工法は断熱材の外側と内側に空気の通り道を作る。内側の道は床下から天井裏、棟の換気口に抜けていく、空気が動いているから内部結露起こしにくい。しかも換気口は形状記憶合金のバネの力で開閉し電気が要らない。
初めて説明会に行った時、私の頭の中には「高断熱で内部結露しない住宅が建てられる」ことが可能だと思いました。
WB工法と同じ様な2重通気工法は他にもありますが、その特徴は窓を開けなくても風が通る仕組みを作っている。まさに「聴竹居」と同じ考え方だと思います。
四季がある日本に向いた断熱工法は、夏向きだけでも冬向きだけでもダメで、春夏秋冬を考えた衣替え出来るような家でないといけないのではないでしょうか。
今年は今回で終わりです。このブログを読んでくれた方々、来年がいい年でありますように。
次回は、今作っています。
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まちの大工さん 鈴木工務店
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