- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
木造住宅の寿命について①~耐震診断の経験から
2018年1月9日
10年ほど前から、市の耐震無料診断をしています。市民から依頼を受け、市役所を経由して依頼者の家の耐震診断をする仕事です。無料ですから依頼者には費用の負担はありません。
具体的には依頼者の家を見せてもらい、図面を描き、耐震ソフトで計算、計算結果に基づいて報告書を作成して提出し、審査でOKが出たら再び依頼者宅に行って報告書の説明をするのです。
木造住宅の耐震基準は56年6月に法律改正したため、無料耐震診断は56年5月までに申請し、建てられた木造住宅が対象です。ですから、診断する一番新しい家でも築36年経っていることになります。
私は、昨年と言っても年度なので4月から12月まで(実際に依頼が来るのは6月頃からなので約半年間)の間に8件の無料診断をしました。8件が建てられた年は昭和24年、25年が2件、27年、28年、39年、44年、52年に建てられた家でした。昭和20年代の家は全て60年以上です。
診断した家の中で住んでいない家が1軒、使っていない家が1軒です。残りの6軒は全て住んでいます。
一般に日本の木造住宅は寿命が短く、30年未満で壊されている事になっていますが、本当でしょうか?
次回は、『木造住宅の寿命について②~寿命が30年は本当か?』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------
関連するコラム
- 木造住宅の寿命について⑪~余談 データの取り方が分からないと比較しても無駄 2018-02-13
- 木造住宅の寿命について⑦~アメリカの中古住宅市場 2018-01-30
- 木造住宅の寿命について②~寿命が30年は本当か? 2018-01-12
- 木造住宅の寿命について⑩~寿命の長い家はリフォームしている 2018-02-09
- 木造住宅の寿命について③~日本は災害が多い 2018-01-16
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。