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コラム
孤篷庵(こほうあん)を訪ねて2015-6~富士山の形をした石
2015年10月16日
最後に案内人から遠州作といわれる庭はたくさんあるが本当に遠州作か分からない庭が多く、遠州作と分かっている庭のどこかには富士山の形の石が置いてあるという話を聞きました。その石がどこかにあれば遠州作の可能性が高いことになります。
孤篷庵では忘筌から見る「寄せ灯籠」の後ろにあると教えてもらいました。帰り際に忘筌へ少し戻り(人が少ないので可能でした)灯籠の後を見ると…ありました、確かにおにぎりのような三角の石が恥ずかしそうに置いてありました。数年後に行かれる方は、下の絵を参考にして見つけてください。
今年はゆっくり見ることができました。京都のお寺を観てきましたが、一つの建物と二つの庭だけでこれだけ見ごたえがあるお寺も珍しく、その理由は庭と部屋のつなぎ方が他の禅宗のお寺と違うからだと思いました。
普通は方丈と呼ばれる6つの部屋の周りに庭が配置されていますが、孤篷庵の庭は前庭から近江八景の庭までL字型に配置され、門から奥へ奥へと直入軒に行き、戻って帰るように配置してあります。
たくさんの庭や建築に関わった遠州ですが、自分の菩提寺は自分が大事にしたいもの茶室「忘筌」と書院「直入軒」を中心に考えたのではないでしょうか。なぜなら、室中(方丈の真ん中の部屋)からは前庭しか見えない、前庭が見えなくなると近江八景の庭が見えるように配置してあるからです。
最後に案内の人から「2年連続で公開したので来年は一般公開しない」と聞きました。
しばらく見ることはできないようです。残念。
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