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コラム
「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?②
2014年9月17日
阪神・淡路大震災時には、「倒れない家」もありました。なかでも神戸市東難区の天王寺谷棟梁が建てた家は、169棟中倒壊は”0”です。しかもあの倒れた阪神高速の脇に40棟も建っていたのです。とても偶然とは思えません。1995年当時、天王寺棟梁が建てた家は築30~40年が多く、ほとんど1981年以前の建築基準法です。
地震に強い、倒れない木造住宅とは○○年の建築基準法を満たしている家だけではないのだと思います。もしかしたら、天王寺谷棟梁の建てた家を現行の基準で判断したら、耐震評点が1.0未満「倒壊する」となるのではないでしょうか。いつも倒れた家のことは記事になりますが、倒れなかった家は記事になりません。倒れなかった家を詳しく調べ、その内容を公開する必要があると私は思います。
国交省の建築指導課は、1981年以前の旧耐震住宅の耐震化を優先して進めていますが、現実には2000年以前の住宅にも耐震化を推進すべきだと思います。大阪市は、1981~2000年の建設された木造住宅に120万円の補助を出して耐震化を進めています。
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