寒暖差で体調を崩す理由と『今からできる』漢方的ご自愛法〜山梨 漢方 薬膳 さわたや薬房〜
前回から、ポッドキャスト番組『コータの漢方RADIO』宛に
養生ネーム「ゆりかもめ」さんからいただいたご質問にお答えして「風が苦手な方の対策」 についてお届けしおります。
改めて質問をご質問をご紹介します。
私はかなりの冷え性なのですが、気温そのものより風が苦手です。五行説でも春は風邪(ふうじゃ)とありますが、まさにこの時期の強風はすごく疲れる感じがします。夏のエアコンはもちろん、扇風機の風でも直接当たるのが苦手で、なんでかなと気になっています。風の強い日にできる対策や、おすすめの食材などありますか?
ということで、前回は漢方独特の考え方なのですが
この
「風」という邪気
についてお話をさせていただきました。
風が苦手になってしまう理由としては、
・体のバリア機能である『衛気(えき)』の不足・自律神経の乱れ・感覚の敏感さ・肌の乾燥
こういったものが関係している可能性があります、というお話をしました。
詳しくは前回のnoteをぜひ聞いていただければと思うんですが
今回はその続きとして、
実際に風が苦手な方が、どんなことに気をつけたらいいのかどんな食養生がおすすめなのか
このあたりをお話ししていきたいと思います。
まず大切なのは、やっぱり物理的に風を避けることです。
「それを言ったら元も子もない」
と思うかもしれませんが
やはり苦手なものに無理して当たり続ける必要はありません。
これから夏に向かっては、扇風機やエアコンを使う機会が増えてきますよね。
そんな時は、
・扇風機を壁や天井に向ける・首振り機能を使う・エアコンの風よけを活用する
といった工夫がおすすめです。
いわゆる「直風」はやはり体に負担がかかりやすいので、風が直接当たり続けないようにすることが大事です。
そして、風が苦手な方は、おそらく服装にもすでに気をつけていらっしゃると思うんですが、季節に関係なく
・薄手の長袖・ストール・レッグウォーマー
こういったものを上手に活用するといいと思います。
特に首元や足首は冷えやすいですし、風の影響も受けやすい場所ですので、軽く守ってあげるだけでもずいぶん違います。
ここまでは当たり前の対策ですが、以外と盲点かもしれませんので改めてお伝えさせていただきました。
それから、ツボでおすすめなのが風門(ふうもん)
っというツボです。
場所としては、首の付け根から少し下がった、肩甲骨の間あたりですね。
「風の門」
と書くぐらいですから、文字通り、風の邪気が入りやすい場所と考えられています。
風邪のひき始めに背中がゾクゾクする、ということがありますよね。あれもこのあたりと関係が深いと考えられています。
この風門のあたりを、
・蒸しタオル・カイロ・温熱シート
などでやさしく温めてあげると、風に対する抵抗力を高めやすくなります。
春先の冷たい風がつらい時や、外出後にゾクッとした時には、このあたりをいたわってあげるといいですね。
そして、食養生についてです。
まず大切なのは、体のバリア機能を支える「気」を補う食材 を意識することです。
特におすすめなのが、芋類ですね。
・山芋・長芋
こういったものは、漢方ではとても重宝される食材です。胃腸を元気にして、気を補ってくれます。
山芋は「山薬(さんやく)」とも呼ばれていて、体を立て直すのに役立つ食材なんですね。
それから、きのこ類 もおすすめです。
特に椎茸は、気を補う助けにもなりますし、体のバランスを整える意味でも取り入れやすい食材です。
以前インスタグラムでも少しご紹介しましたが(椎茸最強伝説)
椎茸のようなきのこ類は、こういう季節の体調管理にも役立てやすいですね。
さらに
・お米・もち米・豆類
といった穀類も、気を補う代表的な食材です。
そして、お肉なら鶏肉 がとてもおすすめです。
鶏肉は消化もしやすく、体の中で効率よくエネルギーを作ってくれます。気も補いますし、血も補いやすいので、比較的取り入れやすい食材だと思います。
また、風は呼吸器とも関わりが深いと考えられていますし、体の表面の状態とも関係します。
そこで意識したいのが、白い食材 です。
例えば、
・大根・れんこん・白ごま・白菜
こういった白っぽい食材は、体の表面を潤し、呼吸器をいたわる意味でも使いやすい食材です。
さらに、冷えがある方は風に弱くなりやすいので、
・生姜・ねぎ
など、体を温める食材も上手に取り入れていただきたいですね。
反対に、控えめにしたいものとしては、
・冷たい飲み物・生もの・脂っこいもの
こういったものがあります。
これらは胃腸を冷やしたり、気を消耗しやすくしたりしますので、風に弱い方、冷えやすい方はなるべく摂りすぎないようにしたいところです。
風に弱い方には、例えば
温かいスープに、お米、鶏肉、山芋、椎茸などを入れてよく煮込んだおじや
のようなものは、とても理想的な食事だと思います。
胃腸にもやさしいですし、体も温まりますし、気も補いやすい。
ゆりかもめさんにも、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
本当にここ数日も風が強い日が続いていますよね。
今日も風が強かったですし、昨日もそうでした。
こうしてお話をしていると、改めて春は本当に風の季節なんだなと感じます。
皆さんもぜひ、春の風で体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。
ということで、2回にわたって春は風邪で体調を崩しやすい時期というテーマで
風が苦手な方のご自愛法についてお届けしました。
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