怒りのコントロールができない心の病『おあり運転』も体の不調から【山梨 漢方 さわたや薬局】
最近とっても感じることなんですが
僕らは結構毎日頑張っているのに
頑張るのが当たり前
これぐらいみんなやっている、と
すごく頑張っている自分を褒めてあげてない方が非常に多いなぁと感じます。
自分で自分自身を褒めてあげれないことは自己肯定感の低下にも繋がりよね。
例えば
朝起きれて偉い!朝ごはん食べて偉い!朝から洗濯して偉い!満員電車で通勤、通学して偉い!家族の朝ごはんを早いうちから作ったり、お弁当作って偉い!1日子育て本当に偉い!
実は僕らの生活の中にはもっともっと自分で自分のことを褒めてあげるべきことがたくさんありますよね。
さて、褒めるといえば
人によっては
『この人は褒めて伸びるタイプ』
『この人は厳しく指導すると伸びるタイプ』
いわゆる
『叱られると伸びるタイプ』と『褒めてのびるタイプ』
というふうにわけて考えたりしますよね。
例えて言えば、
日本プロレス界の始祖
あの力道山には優秀な二人の弟子が同時期に入門しました。
一人はもとプロ野球、読売ジャイアンツのピッチャーで
身長2mの巨体を誇る大男、馬場翔平。
のちのジャイアント馬場さんです。そしてもうひとりは
陸上競技はしていたものの、プロのアスリートとしての実績もなく、身長も180cmは超えており
一般の人からみたら大柄ですが、プロレスラーとしては目立つような体格ではないのですが
ブラジルに移民して、農場での仕事で鍛えられた体と、抜群の運動神経を買われて入門した、猪木寛至
のちのアントニオ猪木です。
プロアスリートとしての実績もあり、恵まれた体格の馬場はどんどん褒めて、チャンスを与えて、伸ばそうと考え、そのとおり、あっという間にメインイベンターとなり、アメリカでも大活躍。それに引き換え、猪木は、馬場がエリート待遇だったのに対して、いわゆる叩き上げ、力道山の付き人をしながら、かなり厳しくされたそうです。
結果的には二人が日本プロレス界をある意味力道山以上に盛り上げて、今につなげるわけですが、このような例えを聞くと厳しくすること、叱って伸ばす、ということも必要と感じるかもしれませんが、それは結果オーライであって、厳しく、怒られて伸びるタイプなんで基本いないと思います。
褒められて悪い気がする人はいませんが、誰だって叱られたり、厳しくされたら嫌なものです。
育てるために厳しくやってんだ、叱ってんだ、と言われても、ふざけんじゃねーよ、って思いますよね。
でも、厳しくするところは厳しくしないといけないので
叱って伸びるタイプなんていないと思いますが、叱ることも当然必要な場面もあります。
そんなときに大切なのは叱り方ですよね。
教育係のひと、教える立場の人の叱り方が上手だと叱られて伸びると思います。
アメとムチ、ではありませんが、稽古や仕事では厳しくても、プライベートや、そうでない時は優しくしたり、厳しいながらも伝え方や、優しさを感じる接し方をしていると、叱って伸びる、とおもいます。
なので、冒頭お伝えした
自分を褒めてあげる
自分に優しくしてあげること
ってとても大切で、気をつけないと、自分自身へのパワハラをしてしまう
ダメなところばかり指摘して、自分はあれがダメ、これがダメ、あれができてない、これもできてない、と叱ってばかりだと自分自身が凹んでしまいます。
あまり自分の頑張りを謙遜せずに、せめて自分自身だけでも褒めてあげてほしいと思います。
毎日の生活の中で行っている様々なことは決して誰かに褒められたくてやっているわけじゃないと思いますが
頑張っていることを当たり前にしなくても良いと思います。
褒められてやっぱり悪い気はしないし
褒められると成長する、ということは様々な脳科学者の方の研究でも明らかです。
犬やネコだって褒められるといろいろ覚えますよね。
なので、もっともっと自分褒めてあげましょうね。
きっと教育、子育てなども一緒だと思いますが、褒める=甘やかす、ではありません。
自分を褒めることは大切ですが、甘やかすのとは違いますよね。
僕が漢方相談でいろいろな方のお話をきいていると、甘やかしている人って本当に少なくて、自分自身をかなり厳しく叱ってしまっている方が多いと感じるので、今回はこんなお話をさせていただきました。
少しでもお役に立てば嬉しいです。
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