食欲の秋こそ食養生を!秋の健康を守る中医学的食養生
さて、今回は「本当に夏におすすめしたいカレーとは?」
というテーマでお話ししたいと思います。
皆さん、「夏はカレー!」ってよく聞きますよね?
確かにカレーは美味しいですが、市販のルーを使ったり、油がたっぷりのカレーは、実は体に余計な熱を生み出してしまい、かえって体が蒸し暑くなってしまうんです。暑さ対策としては逆効果なんですね。
では、僕がおすすめする『夏に本当におすすめのカレー』は何か?
それは「ココナッツミルクを使ったグリーンカレーなどのタイカレー」です。
インドカレー、普通のカレー、いろいろカレーがありますが『なぜ?』タイカレーなんでしょうか?
タイカレーに使われるココナッツミルクは、薬膳では
「健脾」
と言って胃腸の働きが弱り、消化力が低下して元気が不足したときにおすすめの食材なんです。
ココナッツミルクは暑気あたり、口渇、体の熱を取り潤す働きもあるので、暑い時期には最適です。
さらに、適度な辛さが発汗を促し、体温調節もうまくいくようになります。胃もたれもしにくく、年々油っぽいものが苦手になってくるプレ更年期世代でも安心して食べられます。
例えば、グリーンカレーには鶏肉や野菜、ココナッツミルクが入っていて、これらの食材は消化が良く、とっても体に優しいんです。
また、辛さと一緒にココナッツミルクのまろやかさが加わることで、食べやすさもアップします。ココナッツミルクには体を潤し、熱を取り除く効果が薬膳的にはあるので、暑い夏にはぴったりなんです。
さらに、タイ料理はトムヤンクンに代表されるように、酸味を効かせたものが多いので、気の巡りが整い、暑さでイライラしやすい猛暑にはぴったりです。また、酸味は食欲を増進し、疲労回復にも役立ちます。タイ料理には、レモングラスやライムリーフなど、香り高いハーブが使われており、これらも体のリフレッシュに一役買っています。
まとめると、夏にはココナッツミルクを使ったグリーンカレーなどのタイカレーがおすすめです。胃腸に優しく、体を冷やし、発汗を促してくれるので、暑さ対策には最適です。プレ更年期世代の方々にもぴったりですね。皆さんもぜひ、猛暑にはタイ料理を上手に活用して、暑さを乗り切りましょう。
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