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早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

ナイトウエルネス〜眠れているからOK?質の良い睡眠の為の養生法〜

早川弘太

早川弘太

テーマ:不眠症

さて、記録的な猛暑ですがジタバタしても始まらないし、お空に文句を言っても始まりません。

イライラすると余計に体の中に熱が生じて暑くなる

昔から怒っている人に『頭を冷やせ』なんて言いますので、夏はできるだけ穏やかに過ごしたいもんですね。

そんな心穏やかに過ごすのに大切な養生が何と言っても

『睡眠』

7月のPodcast番組『コータの漢方RADIO』で一番視聴数が多かったエピソードが実は睡眠についてだったんです。

っということで、今回のマイベストプロ山梨のコラムは睡眠について。

寝苦しい熱帯夜をできるだけ快適に過ごすお手伝いができれば嬉しいです。

【ナイトウエルネス・良い睡眠に注目が集まっています】

さて、今更ですが、睡眠を取ることは僕らにとっては息をするのと同じぐらい大切な養生です。

そもそもどんな病気も不調も当たり前ですが寝ないと治りません。

その割に今まではみんな病気を治すとか、健康や美容と言うと

いろいろ食べることに夢中で睡眠については

『毎日寝ているから大丈夫』っと

おざなりになっている気がします。

栄養を取ることよりも休息を取ることの方がむしろ大切で、せっかく食べたものをちゃんと活かせるカラダにするためにも良い睡眠は必須です。

そんなわけで今までは『別に毎日眠れているから大丈夫』と睡眠の質などに関する意識は全体的に低かったのですが

最近はヤクルト1000が大ブームになるなどいわゆる

『ナイトウエルネス』

良い睡眠を取ることにやっと注目が集まってきました。

エアウィーヴなどの寝具も大人気ですよね。

これってとっても素晴らしいことだとおもいます。

睡眠に関して興味を持っている人がふえてきていることを実感するとともに、今の睡眠に不満を感じている人が多いのだなぁということも感じました。

【睡眠トラブル=不眠じゃない】

さて、そんな睡眠にまつわるトラブルというと、寝付きが悪くて眠れない

『不眠症』

ばかり想像されがちですが、寝付きが悪いだけが睡眠トラブルではありません。

寝付きは悪くないけど・・・・
・夜中に何度も目が覚める、中途覚醒
・夢をたくさん見る
・眠りが浅い
・朝スッキリ起きれない
・気絶するように寝てしまう(バタンキュー型睡眠不足に関しては別のnoteにて特集していますのでぜひご覧ください)

など、様々。

また、日本人は先進国の中でもっとも

『寝てない民族』
(戦闘民族とか最強の民族とかだとかっこいいですが『寝てない民族』ってなんか嫌ですよね。。。。)

としても有名で、2020年の「国民生活時間調査」によると、日本人男性の平均睡眠時間(平日)は7時間20分、女性は7時間6分と、女性の睡眠時間が14分短い結果となっています。

さらに女性の中でも特に睡眠時間が短い年代が

40代(6時間53分)と50代(6時間36分)。

社会や家庭で責任のある立場を任されることが増え、周りの人のために一生懸命で、つい自分のことを後回しにしてしまいがちな年代だからかもしれません。

子どものお弁当づくりで早起きをしたり

仕事で残業や早出をしたり

介護のために夜中に対応したり、など

忙しいので日中、なかなか思い通りに時間をつくれないので、夜になって

『やっと自分の時間がとれた」
となり、自分時間を楽しみたい気持ちも強いので

「寝るのがもったいない」

と、感じてしまい、息抜きのためにテレビ見たり、読書したり、スマホを見たりする自分の時間をとる

「リベンジ夜更かし」

そんな理由もあり、ついその年代の女性たちは睡眠が短くなってしまうのかもしれませんね。

小さいお子さんの育児中の方も睡眠時間はかなり少なくなってしまいます。

パートナーの方も一緒に交代で行えるような状況であれば良いのですが、ワンオペ育児をしないといけない方も多くいらっしゃいますし

母乳の場合はどうしても女性に負担がかかってしまうため、家族のサポートがないと本当に大変です。

【女性の方が男性より睡眠不足の影響を受けやすい!?】
そんなわけで日本人女性の多くが睡眠不足の状態なのですが、さらに困ったことに・・・・

実は睡眠不足に対しては、女性の方が男性に比べるとより、悪影響を受けやすいと考えられています。

これはホルモンバランスが女性の方が乱れやすいこと

また、女性の方が血の巡りの乱れが月経トラブルなど即体調に響きやすいことが原因だと考えられています。

睡眠不足は脳疲労の蓄積、活性酸素が除去されず自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れに繋がるし

毛細血管を修復するホルモンは就寝後3〜4時間後からたくさん出始めるので、5時間程度の睡眠だとしっかり修復されず、血行不良の原因となります。

睡眠の質が低下してしまうリスクは今更ですが、改めて皆さんも睡眠の大切さを感じてくれたとおもいます。

【睡眠不足・睡眠の質の低下の原因とは?】
さて、そんな睡眠の質の低下や睡眠不足の原因ですが、物理的な睡眠時間が足りない方は1日の時間の組み立て方を変えていくことが先決ですが、入眠障害や睡眠の質の低下などが起こる原因は様々です。

ここからは睡眠トラブルの原因を見ていきましょう。どんな不調も『原因有りて結果あり』

原因がわかれば自ずと対策も立てやすくなりますよね。

まず睡眠の質の低下はストレスや不安感などで起こる方が多いのですが中医学では心身のバランスが崩れて

『心(しん)の不調』

により睡眠トラブルが起こると考えます。

また、ストレスや不安以外にも血の不足や元気不足など、カラダの力不足でも睡眠トラブルは起こります。

よく

『寝るにも体力がいる』

なんて言いますが、あれはその通りで、深い眠りにつくには体力が必要なんです。

これは睡眠を取るための体の仕組み、睡眠ホルモンのメラトニンは元気な状態のほうがしっかり作られるし

体力がある人のほうがカラダを常に一定の状態にするためのカラダのシステム、ホメオスタシスがしっかりと働き、良い睡眠を取ることができるのです。

若い子たちがいつまでも寝ていられる、お年寄りが早く起きちゃうのはこのあたりも関係していると思います。

朝の寝起きが一番しんどい、朝起きたときからすごく疲れている、という方って意外と多いんです。次回はこのあたりを切り口に睡眠についてお届けしたいと思いますが、まずは睡眠の質の低下を考える際

1)ストレスで脳が興奮して寝るべき時にちゃんと眠れていないのか?

2)カラダが病気や不調、加齢などによって弱ってしまい、本来カラダに備わっている『寝る』という機能が低下して良い睡眠が取れないのか?

この2つだけでもまずは体調をチェックして考えてみてほしいと思います。

睡眠トラブル=ストレス

では決してありません。カラダの弱りでも睡眠トラブルは起こるのです。

女性の方であれば月経前や最中に睡眠トラブルが増えるなど

『どんな時に睡眠の質が低下するのか?』を確認することで対策がたてやすくなります。

睡眠トラブルを感じている方はヤクルト飲む前にまず体調のチェックをしましょうね。

次回も睡眠についてお届けしたいと思います。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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