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花粉大国山梨だからこそ注意したい!春に向けての漢方的養生法【山梨 漢方 さわたや薬房】

早川弘太

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テーマ:季節の養生

冬本番なのにもう春の話?っと感じるかもしれませんが中医学ではその季節を元気に過ごすには一つ前の季節が大切、と考えます。

先日、YBSラジオ「ラ・ラ・ラ・モーニング」に出演の際もお話をさせていただいた「今から始めたい春に向けての漢方的養生法」を今回はお伝えしたいと思います。


もともと今の時期、冬の季節の過ごし方は漢方では

冬は早く寝て

朝はゆっくりと起きて

カラダの力を無駄に消耗したり、寒さの刺激を受けないようにゆっくりと力を蓄える季節と言われています。

動物も冬眠をしたり、日照時間も短く活動には適さない時期なので、ゆっくる過ごしなさいと、昔の書物にも書かれています。

それは春という季節が地面から芽が出て、伸びゆく時期、とってもエネルギーが必要な時期なので、そのためにしっかりと力を蓄える時期だ、という風に考えるからです。

なので、まず春を元気に過ごすには寒い時期に無理をしない

寝る間を惜しんで夜遊びしたり

忙しいからと睡眠時間を削って無理をすると、本来力が必要なはずの春になっても力を出すことができず不調になってしまいます。

なので、まずは生活のリズムが崩れて睡眠時間が短い方はぜひ睡眠をしっかり確保して春に向けて充電をしましょう。

そして、春といえばカラダに起こりやすい不調がいくつかありますが、その代表が暖かくなってくると毎年お悩みの方が多い花粉症でしょう。

周りを山々に囲まれた山梨県はまさに「花粉大国」

毎年花粉症でお悩みの方も多いと思います。

花粉症は免疫の病気なので、先程お伝えしたとおり、冬に無理をして疲労が溜まっていると当然免疫バランスが乱れて花粉症が悪化します。

また、漢方では元気不足だと花粉やウイルス、細菌などからカラダを守ってくれるカラダのバリアのようなものが弱ってしまって、花粉症の症状などが悪化すると考えます。

なので、冬の養生と一緒に毎年花粉症がひどい方は漢方の知恵、薬膳でカラダのバリアを高めてくれるという『気』を補う食材をしっかり食べておきましょう。

長芋、大和芋、などのイモ類
人参、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなどの緑黄色野菜
しいたけ、えのき、しめじなどのきのこ類
生姜、玉ねぎ、ネギ、などの辛味の野菜
お肉類だと鶏肉が気血を養うと言って、おすすめです。

漢方だとカラダの気は食べたものがもとになるので、一般的な胃腸に悪い生活習慣には気をつけましょう。

そして、もう一つ、花粉症と一緒に春に気をつけたいのが『ストレス疲労』です。

次回は今から始める春に向けての漢方的養生の後編でストレス疲労対策についてお届けします。


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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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