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寒暖差で花粉症のような症状がでる!?寒暖差アレルギー対策とは?②【漢方的不調対策】

早川弘太

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テーマ:寒暖差

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今回は無料記事として配信させていただいておりますのでぜひ最後まで御覧ください。

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『あれ、花粉が飛ぶ時期じゃないのに花粉症のときのような症状だなぁ』

『寒くなってからなんで朝だけくしゃみや水のような鼻水が毎朝止まらないのかしら?』

こんな症状でお悩みの方が年々増えている気がします。

花粉症でないのに花粉症のような症状が出てしまう原因

その原因の一つが『寒暖差アレルギー』と言われています。

寒暖差アレルギーは別名『血管運動性鼻炎(血管収縮性鼻炎)』とも言われており、急激な寒暖差や朝起きたときの体温変化などで起こると考えられています。

僕の専門分野である漢方的に考えると・・・

体内にカラダを冷やす『風寒邪』というものが入り込むとカラダが冷えて、水のような鼻水、くしゃみというような症状を引き起こすと考えるのですが、寒暖差が激しい時は体温調節のためにカラダを閉じたり開いたりすると考えます。

(熱を出したり、閉じて維持したりするため)

冬場にコタツや暖房で寝てしまって汗をかいてしまったあと、しばらくして急に寒気おこるような経験みなさんありませんか?

寒暖差はあのような状況になりやすく気温の寒い状態が続くのとは違う仕組みでカラダを冷やしてしまいます。

ここ数年は温暖化で最低気温が低くて冷えてしまうような不調よりも冬とは思えない温かい陽気だと思ったら翌日は真冬に逆戻り、というような寒暖差で体調を崩す方が多く見られます。

前回からそんな寒暖差でおこるアレルギー症状についてお届けしております。

今回は前回、寒暖差対策の養生法の2番目までお伝えしたのでその続きの3番目からお届けしたいと思います。

寒暖差で花粉症のような症状がでる!?寒暖差アレルギー対策とは?②【漢方的不調対策】


#漢方的不調対策

というテーマでお届けいたします。

※前回の記事はこちらのリンクより御覧ください。

https://note.com/sawataya/n/ncbed8279f476


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3)衛気を高める

今回最初のお届けするのは3番目の対策、漢方理論から考えるところの寒暖差対策です。

ウイルスや細菌、花粉やハウスダストのアレルゲンはもちろんですが寒暖差など含めてカラダの外から内側を弱らせるものに対して身を守ってくれるバリアのようなものがあると中医学では古来より考えました。

感染症に弱い、寒暖差などの外気の変化に弱い、というのは昔の人も『悪いものに侵入されやすいんだなぁ』と感じたのでしょう。

このバリア機能の低下は体温コントロールなどもうまくいかなくなるなどカラダのいろいろな場面で重要な働きをすると考えます。

漢方、中医学ではこのカラダのバリアを『衛気(えき)』と呼び、体力の低下や気力の低下でバリアが弱ると考えました。

これは漢方的は考え方をしなくても、生活習慣の乱れ、ストレス過多、肉体疲労の蓄積などで、カラダが弱っていけば当然抵抗力も低下して様々な病気になりやすくなります。

アレルギー症状を起こしやすい方意外にも日頃から風邪など感染症になりやすい方はこの衛気不足の可能性がありますので、生活習慣を改善しながらしっかりと日頃の疲れを取り

『気を養う』

と言われているイモ類(特におすすめは山芋)、米類、鶏肉などを消化の良い、煮込んだりした状態でしっかり食べて元気を養うことがオススメです。

そして衛気不足の方は何より睡眠時間をしっかり確保してカラダを養生しましょう。

4)過剰な水分摂取を控える

次は水分についてです。

空気の乾燥する冬場

『水分はしっかりとったほうが良いのではないか?』

と考える方も多いと思います。

もちろん冬場でもしっかりとカラダに必要不可欠な水分補給をすることは大切ですが、過剰摂取にはもっと気をつけたいところです。

過剰な水分摂取はカラダを冷やしアレルギー症状を悪化させます

このような経験がある方も多いのでは?

お酒をたくさん飲みすぎた翌日、朝起きるとくしゃみや水のような鼻水が止まらなくなる『モーニングアタック』がひどくなったこと

これは前日の夜の飲酒によって過剰な水分が溜まってしまい粘膜がむくんだりカラダを冷やしてしまうからです。

過剰な水分摂取は寒暖差アレルギーを悪化させるのです。

漢方的には過剰な水分がカラダに溜め込まれた状態を『痰湿』や『水毒』などいう言い方をします。

過剰な水分がカラダの至るところで悪さし、様々な不調の原因になると考えます。

取りすぎた水分が鼻からダラダラ出てきたり、カラダを冷やし咳やくしゃみを悪化させるので水分はがぶ飲みせずに温かいもの含めてとりすぎなようにしましょう。

『飲んでは駄目』ではなく一度に飲む量に注意しましょう。

(水分のとり方は医師より指示がある場合はその指示に従ってください)

5)自律神経の強化

最後の養生が「自律神経の乱れの改善」です。

当たり前のことですが体温調節は自律神経で行います。

生活習慣の乱れやストレスの多い環境で生活することで、カラダを無意識にコントールしてくれる自律神経のバランスが乱れます。

自律神経は体温調節はもちろんですが免疫系もコントロールしているので、自律神経が乱れてしまうとアレルギー症状も出やすくなります。

自律神経を普段から整えておくことで寒暖差に強い体=寒暖差アレルギーの出にくい体に近づけると思います。

日頃からメンタル不調、胃腸の弱り、不眠など自律神経系の弱りが出やすい方は自分なりのリラックス法を行って自律神経の乱れを整えておきましょう。

自律神経の整え方については過去のnoteでもご紹介を度々しておりますので、バックナンバーをぜひご覧くください。

2回に渡り『寒暖差アレルギー』についてお届け致しました。

寒暖差もカラダの外から中に入ってくる外邪と漢方では考えます。

外から悪者の侵入を防ぐこと、免疫を整えることなどに関しては

『これさえやれば』

とか

『この薬を飲めば』

『これを食べれば』

というシンプルな方法ではできません。

寒暖差アレルギー含めて本当のアレルギー対策は意外と地道なものです。

対策は一人ひとり生活習慣や体質、気質によって異なります。

トライ・アンド・エラー

で良いので、自分なりの方法をその時々の体調に合わせて見つけましょう。

間違っても

『〇〇を食べればOK』

『〇〇茶で体質改善』

『サプリメントでOK』

というように『楽して簡単!』

というものでは無いので気をつけましょうね。

今回ご紹介した対策はそのまま春先や秋におこる一般的な花粉症などのアレルギー対策にもつながりますし、感染症予防にも繋がりますので、一つでもできることからぜひ初めてて見てくださいね。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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