Mybestpro Members

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

話題の『サ活』・サウナの効果的&健康的な使用法とは?

早川弘太

早川弘太

テーマ:入浴と健康

前回から最近話題の『サ活』

サウナについてお届けしております。

最近は空前のサウナブームなのですが、ブームだからこそ知っていただきたサウナの安全な使用法、そしてサウナと健康についてお届けしたいと思います。

前回はサウナが健康に与える影響についてお届けしましたが後半の今回は

話題の『サ活』・サウナの効果的&健康的な使用法とは?


というテーマでお届けいたします。

************************************

☆『さわたや養生茶シリーズ』&『さわたや養生おやつシリーズ』オンラインストアーにて好評販売中

https://sawatayatea.thebase.in


☆漢方相談・健康相談のお申込みは『漢方専科・さわたや薬房』HPを・オンライン相談も実施中


http://www.sawataya.com


☆オンライン漢方セミナーのお申し込み

☆漢方相談のご予約

☆noteマガジンメンバー登録

☆さわたや養生茶オンラインショップ

☆Podcas番組&You Tube番組・Twitter&InstagramなどSNS

各種リンクはこちらから

https://lit.link/kotahayakawa

************************************

※前回のnoteはこちらから(今回同様無料記事となっております)

https://note.com/sawataya/n/n65fd13a4e5f3


【効果的なサウナの入り方は?】

前回よりお届けしてる最近話題の『サウナ』

そんなサウナですが、熱々のサウナ、冷え冷えの水風呂に繰り返し入るのでカラダに負担が大きいことはなんとなく多くの方が理解できると思います。

そんなサウナを効果的に、安全に活用するにはどんな使い方が良いのか?

今回はそんな内容からお届けしたいと思います。

☆おすすめのサウナ入浴法

僕がおすすめするサウナの入浴法は5つのステップです。この方法は温泉博士としても有名な東京都市大学教授の早坂先生のご提案が元になっております。


1)湯船でお風呂で適度に体を温める。

2)しっかり体を拭いて、サウナのひな壇の下段からスタート

3)温度に慣れてきたら徐々に上段へ上がる

4)額から汗がでてきたら一度サウナから出る

早坂先生はサウナへの入浴は80℃で10分以内が目安とおっしゃっています。

サウナを出るタイミングですが、額に汗をかいたら、汗が全身から滴りおちるほどになる前に一度サウナからでるのがおすすめです。

昔の『ガマン大会』のようにならないように注意しましょう。

5)水風呂、外気浴をしてクールダウン

水風呂が冷たくて苦手、と感じる方も結構多いと思います。

そのような方は30℃程度のぬるま湯で十分です。

低温風呂がないところも多いと思いますので、そんな時はもちろんぬるめのシャワーでも大丈夫です。

水風呂や温めのお風呂、冷たいシャワーも苦手な人は外気浴だけでも大丈夫です。

サウナ=水風呂では無いので、自分にあった方法でサウナを活用しましょう。

この1~5の手順を2~3回程度繰り返すのが一般的な方法ですが体調に合わせて無理せずに楽しみましょう。

【サウナを安全に楽しむためには】

急激な温度変化にカラダがさらされるサウナは先程もお伝えしたとおり、カラダにとって大きな負荷にもなります。

入り方によっては、心臓はもちろん、血圧の急上昇や急低下を起こすこともあり、命に関わる場合もあるので持病のある方、心疾患や血圧に問題がある方などはサウナの使用はやめておきましょう。

☆ぬるめのお風呂でカラダを温めてから

安全にサウナを活用するにはまずしっかりとカラダを温めてから使うことです。

その際のお風呂の温度ですができるだけぬるめのお風呂で徐々にカラダを温めるようにしましょう。

血圧の急上昇を防ぎやすくなります。

またサウナから上がって落ち着いたあとに『38~40℃』の微温浴、ぬるめのお風呂に少しつかると水圧によって下半身の血流を改善することもあり、おすすめです。

少し休んでから再びサウナに入るのも良いのですが、カラダへの負荷も大きな入浴法なので、1回の入浴につき、サウナに入るのは2~3回程度にしておきましょう。

先程も少しお伝えしましたが、サウナの安全を考える際にもっとも気をつけたいのが水風呂です。

自律神経の切り替えのためには水風呂も良いとお伝えしましたが、急激に冷やすということは心臓、血管、血流に大きな負担がかかります。

血圧の変動も激しくなるので、無理に水風呂でなく、外気浴やぬるめのシャワーでカラダを冷ますこともおすすめです。

必ずしも

サウナ=水風呂

ではないので、注意しましょう。

【サウナはダイエットにはならない】

そしてさらに危険なのがサウナで痩せようとする方です。

ドラマやアニメなどでボクサーが計量前にサウナで汗をかいて軽量に望む、なんてシーンがありますが、サウナは確かに発汗を促し、カラダの水分だけは減らすので、一時的に体重だけは減ります。

抜けているのは水分だけでサウナに入っても肥満の原因である皮下脂肪が減ることは無いので、長時間サウナに入って痩せようとするのはやめましょう。

また、お酒を飲んだ後にサウナに入るのは非常に危険なので、入浴同様気をつけましょう。

【サウナ後におすすめの水分補給法は?】

最後にサウナに入る際の大切なポイント、水分補給についてお伝えしたいと思います。

『サウナでガーッと汗をかいたあとにキンキンに冷えてやがるビールを飲むのが最高の幸せ!』

というおじさんも少なくないと思います。

気持ちは本当に良くわかりますが、ビールの前にちゃんと水分補給をしておきましょう。

1回のサウナ入浴で平均的には約500mLの発汗があると言われています。

汗で失うのは水分だけではありません。

真夏の熱中症で注意したいのが『脱水』より『脱ミネラル』と言われるほど、発汗で失われるミネラルをしっかりと補給することは非常に大切です。

おすすめは麦茶。

麦茶はカフェインも含まれておらず、普通の水に比べてもミネラル豊富。

ミネラル補給と言うとスポーツドリンクを思い浮かべる方も多いですが糖分や人工甘味料が非常に多いので肥満や糖尿病のリスクを飲みすぎると高めてしまいます。

運動をしていないおじさんが日常的に飲むには適しません。

お風呂やサウナの後は腰に手を当てて牛乳を一気飲み!

という方もいるかも知れませんが、冷たい牛乳を一気に飲み干すのは胃腸への負担が大きいので気をつけて飲みましょう。

理想は常温の麦茶をがぶ飲みしないで喉の渇きが癒えるまで少しづつ飲みましょう。

飲むものは、ミネラル入りむぎ茶がおすすめです。ノンカフェイン、無糖、カフェインゼロで、日常的な水分補給に最適な飲料です。血流改善効果があるという報告もあり、サウナに適しています。水を飲む場合も、ミネラルとともに摂取しましょう。ただ、ミネラルは一気に補給しても血液内に吸収された時にしか効果がありません。サウナの前後と休憩時に、コップ1杯を目安に水分補給をしましょう。

繰り返しになりますが、サウナは健康に良い面もたくさんありますが、マラソンなど身体的に負荷が大きい運動をするのに近く、カラダにとっては負荷となる習慣です。

交感神経が優位になる高温のサウナ室で体を温めた直後に

急転直下の冷え冷えの水風呂に入るのは自律神経にとってはかなりの刺激となります。

自律神経に大きな刺激を与えるということはカラダにとっては大きな負担となる過激な入浴法です。


それだけに高齢者の方や、本当に繰り返しいなりますが、高血圧や糖尿病の方、心臓など循環器に病気を持っている方がむやみにサウナに入ることは命に関わる危険な行為とも言えます。

サウナは万人におすすめできない養生の代表です。

現在人気急上昇中のサウナだけに、大きな事故が多発してからでは遅いので、今回は安全に楽しく、健康的にサウナを活用する方法についてお伝えいたしました。

僕も温泉やサウナ愛好家の一人してこれからも安全に楽しみたいと思います。

みなさんもぜひ楽しく安全にサウナや入浴を楽しみましょう。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

漢方と健康相談のプロ

早川弘太プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼