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「漢方の知恵を家庭で活かすには〜漢方こそ最高のセルフメディケーション〜未病先防」

早川弘太

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テーマ:漢方 健康法

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どうも!

生ハムメロンは別々に食べたほうが絶対美味しいと信じて疑わない

さわたや薬房の早川です。

#でもビジュアルはいいよね

先日北海道に住む従姉妹から夕張メロンが送られてきたので、しばらく寝かせておき、日曜日の朝に10kmほどジョギングして汗かいてカラカラになったカラダに完熟夕張メロンをぶち込みましたが、最高に幸せな時間でした。

ジョギングのあとにビールを飲むのは小確幸ですが、めったに食べれない夕張メロン『小さいけど確実に幸せ』でなく『大きな幸せ』ですね。

ありがたいですね。

さて、話が変わりますが、先日友人の国際中医専門員で、Twitterのフォロワーが15万人以上、数々の書籍を出版している中医学界最強のインフルエンサーで、キン肉マンの超人でいうと、僕がベンキーマンだったら、彼は悪魔将軍ぐらいの力の差がある櫻井大典先生が新刊を送ってくれました。

(可愛い感じで写真撮ったのはTwitterで別の友だちが目ヂカラマシマシで同じ本をアップしていたのに対抗したからです。)

書籍の名前は

『漢方的おうち健診』〜顔を見るだけで不調と養生法がわかる〜

という本で、コンセプトは自分の顔などをチェックして不調を早めに気が付き生活症状しましょうね、という漢方をもっと身近に家庭で活用してもらいたい、という内容です。

まだ読んでいる途中ですが、日々の生活に役立つ情報、家庭で活かせる情報が満載なので、一家に一冊、必携です。

https://www.amazon.co.jp/漢方的おうち健診-顔をみるだけで不調と養生法がわかる-櫻井-大典/dp/4058016310

さて、今日はそんな大典先生の新刊の発売を記念して、ではありませんが、家庭での漢方、中医学の活かし方についてお伝えしたいと思います。

「漢方の知恵を家庭で活かすには〜漢方こそ最高のセルフメディケーション〜未病先防」

というテーマでお届けしたいと思います。

今こそ『セルフメディケーション』が大事

今日は家庭でもっと漢方の知恵を活かしてほしいということで、家庭での漢方の活用法についてお届けしたいと思います。

現在新型コロナウイルスの影響でちょっとした不調だと病院に行けない、行きづらいという方が増えており漢方薬で対処したい、市販薬で対処したいそういう方が非常に増えています。

「セルフメディケーション」

という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。セルフメディケーションとは自分自身で健康の管理をする、そういう意味があります。

ここでちょっと注意が必要なのですが、このセルフメディケーション、勝手な自己判断で何でも解決するというわけでは決してありません。

ちょっと自分や家族の具合が悪いなど、何か体調変化があった時にどういう所に相談するべきなのか、どうすべきなのか、それを正しく判断する力を養いましょう、というものです。

現在のように風邪をひくことに対して非常に多くの方がナーバスになっている時期、中医学の魅力を知っておくと非常に皆さんのこのセルフメディケーションの役に立つのではないかなと思います。

日本に中医学を広めてくださった伝説の先生が「全ての家庭に中医学を」というような話をされていたそうです。

全ての家庭の方が中医学の基礎をちょっと知ってるだけで病気が発生する確率が非常に低くなると思います。

それは中医学の基本が養生だからだと思います。

中医学には『未病先防』という言葉がある

中医学には「未病先防」という言葉があります。

これは大きな病気になる前、病気の一歩手前を未病と考え、その段階でしっかり体のケアをすることで病気を未然に防ぐというものです。

これがしっかりできていれば、大きなことを言うようですが国の医療費の削減にもきっと繋がる素晴らしいことだと思います。

中医学や漢方と言うと普通の方はなかなか馴染みがない、知識がないということで専門家の方が相談を受けて漢方薬を選ぶ、というのが基本的な流れです。

多くの漢方の専門家がそうであるように、自己判断で漢方薬を選んで服用することは僕はお勧めはしません。

それは漢方薬は正しく薬選びをしないと効果がないだけでなく逆効果になってしまうこともあるからです。

なので不調や疾患を改善するにはきちんと専門家に相談することが大事です。

しかし、例えば先ほどもちょっと話が出てきた風邪のようにすぐに家庭で対応したい時、急いで対応しなきゃいけない時、そういう時に中医学の簡単な知恵が備わっているとすごく役に立つと思います。

風邪の場合の中医学の活用

例えば風邪の時ですが、寒気がするような風邪なのか、それとも熱があり炎症が起きて痛みを伴うような風邪なのか?この二つを確認することはご家庭でも可能だと思います。

例えば寒気がするような風邪の場合は葛根湯のような体を温める力を高めることで寒気を体の外に追い出すような漢方薬をとりあえず使うということは決して間違ってはいないと思います。

本当は細かく見ていくと葛根湯ではなくてもっと適したものがあるのですが、とりあえず家庭の応急処置としては寒気がした時に葛根湯みたいなものを使うというのは正しい判断ではないかなと思います。

その代わり、すでに発熱があり、喉などが炎症を起こして痛みがあったり、寒気がしなかったり、鼻水が黄色や緑のように鼻炎がひどくなってる場合などは、さっきお話ししたような葛根湯のような体を温めるという漢方薬を使うというのは皆さんどうでしょうか?

すでに熱が高くなっている時に体を温めるというのは炎症もひどくなるし発熱も発火する恐れがありますよね。

そういう時は銀翹散のような体の熱を冷ましてくれるようなものをとりあえず飲んでおいて、様子を見るということも間違ってない選択肢だと思います。

簡単に言うと温かいものを飲んで布団をかぶった方がいいような風邪なのか?

氷枕や氷嚢で冷やした方が楽になるような風邪なのか?簡単に言えばこのような違いです。

なのでご家庭で漢方薬を常備しとくのであればこのような温める系の漢方薬と冷ます系の漢方薬を置いておくといいんじゃないかなと思います。

関節トラブルのときの中医学の活用

あと家庭での初期治療として遭遇する場面が多そうなのが、ケガや 腰痛や肩こりのような関節のトラブルではないかなと思います。

関節のトラブルも難しく考えないでちょっとシンプルに考えるだけでも家庭での初期治療に役立つと思います。

それは

「温めて楽になるのか」

「冷やして楽になるのか」の判断です。

お風呂に入った後に楽になるような関節トラブルであれば基本的には温めるような張り薬が塗り薬を活用するといいでしょう。

逆に「冷たいタオルで患部を冷やすと楽になる」

「お風呂に入って温まると痛みが悪化する」

このような場合は冷湿布や冷感タイプの塗り薬を活用すると良いと思います。

中医学では寒熱も不調を整える大切な判断材料なので、この温めると楽か冷やすと楽かというのは頭の片隅に入れといて頂けると家庭での初期治療の役に立つのではないかなと思います。

今回ご紹介したことはあくまでも家庭での緊急時の初期治療です。専門家にしっかりと相談することがファーストチョイスではありますので、そこだけは是非ご注意ください。

現在は Twitter や様々な SNS などできちんとした漢方の専門家が色々な情報を教えてくれています。

僕も Twitter やインスタ、 Podcast や YouTube などで漢方の知恵の話を取り上げたりもしてますので良かったらご覧ください。冒頭でご紹介した大典先生の本などを家庭においておくこともおすすめです。

https://twitter.com/sawatayaph

医療機関の受診をしにくい今、中医学の知恵が本当に必要とされている時期だと思います。大きな病にしないため、病気を未然に防ぐためにも漢方の知恵を上手に活用して毎日を元気に過ごしていきましょう。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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