漢方的『ジュクジュク肌タイプ』・『熱肌タイプ』の対策法【山梨 漢方 さわたや薬局】
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みなさん、気温が上昇してきましたが、最近お肌の調子はいかがですか?
一般的にはこれからの時期のお肌ケアと言うと日焼け対策がメインとなってくると思います。確かに日焼けによる夏の肌トラブルも多いですが、肌トラブルが多い時期と言うと皆さんのイメージでは夏よりも空気が乾燥して手荒れ、肌荒れが増える冬場と思っている方が多いと思います。
確かに冬場は空気の乾燥、そして冷えにより血行不良になりやすいためお肌に潤いや栄養が行き届きにくくなり非常に肌荒れしやすい季節です。
それに対して春から夏にかけては気温も上昇し、湿度も高くなるので肌がベタつき体臭なども気になる時期ですが肌荒れというイメージはあまりみなさんないかもしれません。
特にこれからやってくる夏という季節は汗をかくので肌を清潔にしておきたい、というスキンケアがメインとなり、肌に潤いなどを与えるスキンケアがおろそかになりがちです。
昨年からの新型コロナウイルスの影響で暑い夏でもマスクをし続けなければいけないこと、常にアルコールなどの消毒液を使い続けないといけないなど、今の社会的な環境ならではのスキンケアが必要な理由も加わって来るので、夏のスキンケアは非常に重要と言えます。
今回はそんな夏におすすめしたいスキンケアについて漢方の知恵などを交えながらお伝えしたいと思います。
夏の漢方的スキンケア〜汗を制するものは夏を制する?〜①〜
というテーマでお届け致します。
☆まずはデオドラント商品を使う時の注意点
今回は夏のスキンケアについてお伝えしようと思いますが
最近の夏のスキンケアで欠かせない存在が先程も話の中で登場したデオドラント商品です。
今では外出先でも手軽に使えるシートタイプの物、スプレータイプ、液体をぬることができるロールオンタイプ、クリームタイプなど様々で、夏場の体臭の原因は汗で雑菌が繁殖してしまうことなので、抗菌成分が含まれたものや汗の出を抑える制汗剤などが入ったものが愛用されています。
肌を清潔に保つことはスキンケアの基本ですし、臭いも抑えてくれるので非常にありがたい商品で、僕も何種類か愛用しています。(僕は佐藤製薬のテノール液というロールオンタイプを愛用してます)そんな頼もしい存在のデオドラント商品ですが、実は使い方には注意が必要です。
汗を抑えたり、殺菌成分などが含まれているので、デオドラント商品の中には肌に負担がかかるものが数多くあります。
使いすぎ等で毛穴が詰まってしまい汗臭いニオイの原因となってしまったり、汗の臭いが強く出てしまう可能性もあります。
予防するには入浴時などにしっかりと脇の下など含めてデオドラント商品を使う場所は洗うようにすることが大切です。
キレイにしたあとにまた改めてデオドラント商品を使うことが大切です。
余談ですが、これと同じことが湿疹のときなどに使う塗り薬でも言えます。
湿疹などにつかう軟膏なども薬を患部に塗る時は前に塗ったものをしっかり洗い落として、清潔な状態の皮膚にぬることが大切です。汚れた上から塗っても効果が低減しますし、不衛生になってしまいます。
デオドラント商品もしっかり効果を出すためにもしっかり入浴時に前に塗ったものをしっかり洗い流しましょう。
☆デオドラント商品の選び方と使い方
せっかくなのでデオドラント商品を選ぶ時のポイントですが、自分の目的に合ったものをしっかり選ぶことが大切です。
脇汗など、汗がたくさん出てしまいやすい方は制汗成分が含まれているものを選んだり、ワキガになりやすい方はワキガの臭いとデオドラント商品の臭いが交じるとキツイ匂いになってしまうので、無香タイプのものを選ぶことが大切です。
また、デオドラント商品の中にはクールタイプなど清涼感を売りにしている物がたくさんあるので、クールタイプは刺激も強いのでもともと肌の弱い方は刺激の強いものには注意が必要です。
できるだけ肌質にあったものを選んだり、使う際にあまりゴシゴシ力を入れて吹きすぎたりしないように肌の弱い方は気をつけましょう。
また、使い方のポイントですが外出先ではデオドラント商品を使う順番も大切です。まずはデオドラントシートのようなもので汗を拭き取って清潔にしておくことが大切です。
汗をかいた状態でスプレーしたり、クリームや液体タイプのものを使ってしまうと汗と混ざり合ってしまって臭いが強く出たりと逆効果になることがあるそうです。
できるだけシート系の物で肌をキレイにしてから使うようにしましょう。
☆夏こそ肌が一番疲れる時期?
まずはみなさんが夏場日常的に活用するデオドラント商品について触れてみました。
スキンケアというと冬場の保湿がメイン、と思っている方が多いということを冒頭でお伝えしましたが、実は夏こそある意味お肌が一番働く季節と言えると思います。
冬の寒い時期、肌は毛穴を閉じてカラダの熱を外に逃さないようにしますが、夏はどうでしょうか?
夏は体温を一定に維持するために毛穴を全開にして、発汗しカラダの中に熱がこもらないように調節します。
夏場は体温調節で発汗を促すため実は肌がもっとも活動する時期と言えると思います。体温を適切に調節するためにも良い肌の状態を維持することは非常に重要なことなのです。
汗をかいて体温を調節するだけでも大変な夏のお肌ですが、そこにエアコンで急激に冷やされたりするダメージも加わったり、室内室外の寒暖差も加わるので肌への負担はかなりのものです。
さらに暑さで体力低下してしまうと中医学では『気』というカラダの元気に源のような物が消耗してしまうため、元気不足で皮膚を引き締めたりする力も低下すると考えます。
そうすると感染症やアレルギーなど、外からの悪い物の影響を受けやすくなり、様々な不調の原因になったり、引き締める力がないので、汗が止まりにくくなったりと散々な目に夏のお肌はあってしまいます。しっかりと体全体をケアしてあげる必要があります。
☆汗を制する物は夏のスキンケアを制する?
そんな夏のスキンケアですが、なんと行っても『汗』対策が肝腎です。
夏場の汗は嫌なものです。特に仕事中に出先で汗をびっしょりかいてしまうと臭いの原因になるのはもちろん、服が濡れてしまったり、お化粧が崩れてしまったりと本当に嫌なものです。
しかし、汗というのは先程もお伝えしたとおり、体温を一定に維持するための大切な生理現象なので、これが出なければ出ないでカラダがおかしくなってしまいます。カラダも体温を下げようと必死に汗を出してくれているので、暑い時に汗だくになるのは自然治癒力の賜物といえると思います。
大切なのは『適切な量の汗をかく』ということです。
体温調節のために必要は量以上の汗が過度に沢山でてこないようにカラダをコントロールすることが大切なのです。
大量に汗をかいてしまう方には当然ですが原因があります。
中医学では
1)元気が不足しており汗が出始めると止める蛇口をしっかり閉めれない、力不足タイプ
2)カラダに余計な水分、湿気をためこんであり、ちょっとした暑さでも汗が吹き出てしまう湿気過剰タイプ
3)ストレス疲労などで『汗かいて』『汗止めて』という指示がうまくだせなくて止まりにくいストレスタイプ
4)寝汗などをかきやすい潤い不足で熱が冷ませず汗がでてしまう火照りタイプ
細かくわけるともっとたくさんのタイプが有るのですが、次回はこの4つのタイプ別に夏のスキンケア対策、汗対策をお届けしたいと思います。
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