泣く子に睡眠薬は問題解決にならない【山梨 漢方 沢田屋薬局】
どうも!
お昼ごはんは最近冷凍ご飯をチンして味噌汁とふりかけ等で食べています。
ご飯の量が毎回微妙に違うのでチンする時間と日々格闘しております。
さわたや薬房の早川です。
#レンジのオートって意外と適当だよね
#レンジの機種にもよると思いますが
さて、ご飯と味噌汁とふりかけ(京都の雲月さんの小松こんぶなど愛用です。メチャウマですよね)というお昼ごはんだと聞いて
『寂しい昼ごはんだなぁ』
っと思う人はメタボ街道まっしぐら
『健康的なお昼ですね』
と思う方は養生のなんたるかを理解している天使のような方だと思っています。
お昼ごはんて意外と食べすぎている方が多いですよね。
たまに美味しいランチを食べたりは良いですが、男性がこのこのむようなガッツリ系の食事を毎日とっていると意外と不調の原因になったり、消化に力を使うため、午後だるくなったり、疲れやすくなったりするので、お昼ごはんは
あっさり、さっぱりがおすすめですね。
もちろんたまにはカツ丼とかマックとか、ラーメンとかも食べたりしますよ。
たまに好きな物を食べて楽しくむことは素敵な心の養生ですが、非日常の食事が今は日常になってしまいがちなので、気をつけましょうね。
さて、3回に渡りお届けしてきたセロトニンシリーズも今回でファイナルです。
大切な話なので、繰り返しお伝えしていきたいと思っているので、またしばらくしたらセロトニンについてお伝えする機会を作りたいと思います。
前回はセロトニン不足になる原因と、セロトニンの分泌を促す養生の1つ目として『日光を浴びること』についてお届けしました。
今回はセロトニンの分泌を促す3つの養生の残り2つについてお届け致します。
頭の疲れが溜まっている方必見!セロトニン活性化のための養生法とは?その②
というテーマでお届け致します。
目次
☆セロトニン活性化に必要な3つの養生とは?その②運動
☆セロトニン活性化に必要な3つの養生とは?その③グルーミング
☆セロトニン活性化のための食養生とは?
☆漢方相談・健康相談のお申込みは『漢方専科・さわたや薬房』HPより
☆早川コータの各種SNS・Podcast&You Tube番組などはこちらから
☆セロトニン活性化に必要な3つの養生とは?その②運動
セロトニンの分泌を促す養生の2つ目は運動です。
運動は目的別でメニューを選ぶことが大切ですが、セロトニン活性化のために必要な運動法は
『リズム運動』
と言われる運動です。
リズム運動と言うと『ダンス』『エアロビ』というものを想像しがちですが、そんな難しい運動ではありません。もっと一般的で誰でもできる身近な運動がたくさんあります。
具体的にはウォーキングやジョギング、自転車にのったりエアロバイクを漕ぐなど、日常的にできる運動がおすすめです。
また、ヨガ、太極拳などもおすすめですし、意外なところでは呼吸を活発に使うので、楽器を吹くことやカラオケで歌うことなどもリズム運動になると言われています。
こう聴くと『リズム運動と普通の運動どう違うの?』と思うかもしれませんが、リズム運動にするには大切なポイントがあります。
それは『集中』と『継続』して行うことです。時間は5分でも30分でも良いので、この2つを意識することでリズム運動にすることができるそうです。
ラジオを聞きながらとか、喋りながら、動画をみたりしながらの運動ではなくてウォーキングなら歩くことに集中して
できれば人混みや刺激が多い街なかよりは川沿いの道や公園などをゆっくり自然を感じながら歩くリズムに集中すると効果的です。
これはあくまでセロトニンの分泌を促す運動なので、カラダを動かす、運動する、という意味では別にラジオを聞きながらでも、動画見ながらでもOKですが、セロトニンの分泌をうながすのであれば、運動に集中して行うことがおすすめです。
ジムでの運動も良いのですが、できれば朝や昼間の屋外だと日光を浴びるというセロトニンアップの養生もダブルで行えるので効果的ですよね。
音楽を聞きながらの運動も良いのですが、歌詞が入っていない音楽のほうが運動に意識を向けられるので、おすすめです。
できるだけ毎日できるようなちょっとした運動を短い5分でも良いので継続して集中しておこなうことがおすすめです。
ガムなどを噛むことも運動の一環で、集中力がますので、定期的にガムなどを噛むこともおすすめです。
☆セロトニン活性化に必要な3つの養生とは?その③グルーミング
最後にご紹介するセロトニン活性化の養生は『グルーミング』です。
グルーミングというと聞き慣れない言葉かもしれませんがもともとは動物の毛づくろいう意味があり、平たく言うとスキンシップや他人との交流やふれあいのことをさしています。
グルーミング自体はもともと動物のストレス解消のための行動と言われています。
グルーミングをしている時には「オキシトシン」という癒やしと幸せの物質が分泌されていることがわかっています。
実はこの『オキシトシン』がセロトニンの分泌を促してくれのです。
具体的に僕らが普段できるグルーミングはとっても身近なことで、普段からやっている方も多いと思います。
それは家族と触れ合ったり、恋人と触れ合ったり、ペットと触れ合うことです。
直接抱っこしたり、手を握ったり、撫でたりというスキンシップをとることはもちろんですが、気を使わず楽しくおしゃべりできるような友人と楽しい時間を過ごしたり、家族団らんの時間を楽しむというカラダのふれあいだけでなく、心のふれあいでもオキシトシンが分泌されると言われています。
このシリーズの参考文献の著者であり、東邦大学名誉教授の有田先生は家族や友人とのふれあいだけでなく、接客などの仕事でもグルーミング行為になると仰っています。
それは笑顔で接客することでお客様が喜んでくれることで、自分自身も『お客様が喜んでくれた』という幸せを感じることができ、プラベートな関係でなくてもグルーミング行為になるということです。
また、マッサージやエステなどの仕事でも、施術してもらっている方はもちろんですが、している方もスキンシップの一環にもなるし、お客様が喜ぶ姿などを見ることで満足を感じることができるそうです。
猫ともふもふしなくてもオキシトシンは出るんですね。
人間には誰かに喜んでほしい、役に立ちたい、そういう欲求があるので、それが満たされ、満足した時にセロトニンの分泌も促されるので、ボランティア活動などもグルーミングの一つと言えると思います。
☆セロトニン活性化のための食養生とは?
3つの養生をお伝えしましたが、最後はおまけで食養生です。
中医学的な目線でセロトニンの活性化の食養生を考えるとストレスがもっともセロトニン分泌を弱らせるので、肝というストレスを受け留める場所の食養生が大切だと思います。
肝は緑色の食べ物と、酸味の食べ物が癒やしてくれるので、緑色の野菜などを中心に温かい火の通った状態でゆっくり食べるのがおすすめです。
また、柑橘類、お酢を使った料理などで適度な酸味を料理に効かせると肝の働きを助けてくれてストレス疲労を緩和してくれると薬膳では考えます。
そして、香りの良い食べ物は気の巡りを整えると考えます。気の巡りが停滞すると中医学では自律神経の失調のような症状がおこるので、香味野菜、柑橘類、しそ、薬味で使うような香りのよい食べ物を積極的にとると良いでしょう。
栄養学的にはセロトニンを体内でつくるのに必要な『トリプトファン』という栄養素と体内合成に必要なビタミンB6
セロトニンが体内で働くエネルギー源となる炭水化物も適度に取る必要があります。
トリプトファンはバナナ、かつお節、アボガド、大豆、ごま、たまご、魚卵、乳製品にも入っているので、ビタミンB6や炭水化物含めてよほど栄養バランスの悪い食事をしていない限り特定の物をたくさん食べるよりは日々、バランスの良い食事を摂るように心がけることが大切でしょう。
3回にわたりコロナ禍のストレス疲労等で体調を崩す方が多いということでセロトニン活性化についてお伝えさせていただきました。
日光を浴びる、運動する、グルーミングをする。
この3つはある意味動物的には当たり前のことばかりなのですが、成熟した人間社会だけに動物として当たり前のことができない世の中になっているので、意識的にこのようなことを行わないと行けないのでしょう。
僕のニャンコを見ていると昼は日当たりの良い部屋で日光浴をして、適度にカラダを動かして遊び、寂しくなったらゴロゴロ言いながら『だっこ!』と甘えてくる、そんな姿を見ていると、自由なようで不自由な現代社会。
僕らはもっと意識的にセロトニン活性化の養生をしていかないといけないと痛感しました。
今回のシリーズが少しでも皆さんのお役に立てばとっても嬉しいです。
※今回は東邦大学名誉教授の有田秀穂先生の著書の『朝五分間の呼吸法』『脳からストレスを消す技術』を参考文献とさせていただきました。
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