食養生に大切な3つの視点とは?
どうも!
今朝新聞を読んでいたら『現代人の運動量は二極化している』という記事が出ておりました。
運動を積極的にする人と運動不足の人です。
今月はすでに124kmジョギングしました。自慢です。偉いでしょ(笑)
仕事柄運動には積極的です。
さわたや薬房の早川です。
20代から30代の頃は意識的に運動はほとんどしていませんでした。
大学時代はサークルなどで週に何度か運動をしていましたが、社会人になって30代後半になるまではほとんど定期的な運動はしていませんでがいつ頃から運動して始めたのかな?と考えると、30代後半で一度がっつりダイエットをした頃からウォーキングやジョギングをするようになったと思います。
仕事柄、健康に関するアンテナは高いと思いますが、やっぱり30代後半ぐらいから自分なりに体力の衰えを感じたのだと思います。
運動は体力というカラダのバッテリーの容量を大きくしてくれます。睡眠や食事で充電を満タンにすることはできますが、バッテリーの容量が小さいと、長年つかったスマホのようにすぐに動かなくなってしまいますよね。
運動はそんなカラダのバッテリー容量を大きくしてくれるのでぜひ積極的に行いましょう。
現代人は非運動性熱産生と言われる生活の中で体を動かすことが非常に減っています。これだけ運動運動と言われるようになったのはここに30年ぐらい、ごく最近のことだと思います。
それまでは歩いたり、 掃除をしたり洗濯をしたり食事の準備をすることだけでもかなり体を動かしていました。
現代は家事を助けるか点が非常に増えて本当に楽になりましたが昔は火を起こす言葉でも大変なことで、掃除がだって、 雑巾がけ、はたき、 掃き掃除などかなり体力を使う掃除を毎日のようにしていたのでそれはそれは大変だったと思います。
日常の中で体を 使わなくてよくなった代わりに現代人は運動不足という新しい悩みを生み出しました。
体を使わなくて良くしてもいい、 別のところでは体を使わなければいけない。なんとも矛盾を感じますが、僕たちが健康でいるためにはとても大事なことなので、一週間で三日以上は定期的な運動を心がけるようにしたいものですね。
さて、 いつも皆様にお伝えしている健康のコラム ですがいつぐらいから書き始めたのかと過去のバックナンバーを見返してみると、 一番最初に書き始めたのは2009年の2月からでした。
もう11年もこのような健康のコラムを書いているのだと思うと、我ながらよく続けているなぁと感じています。
今は SNS のおかげで全ての人が発信者になれる社会です。以前は限られた人しか情報の発信したとは何言えませんでしたが、 今は僕をはじめ多くの方の発信する側に回ることができます。
僕も毎月何回も研修会に出席したり、 友人たちとお勉強会をしたりして色々なことをインプットしています。
これは健康相談という仕事をしてる以上を常に新しい健康の情報、 常に深い健康の情報を頭に入れなければいけません。
そしてインプットだけでは終わらないように、 11年前からこのような形で健康のコラムを執筆するようになりました。
過去のコラムも今見ると、本当に顔から火が出るように恥ずかしい文章だったりしますが、伝えたいと思っていう内容に間違いなく、以前から僕が皆さんにお伝えしたいと思っていることは、本当に普遍的な健康に関することなんだと感じました。
先月ぐらいから、 過去のコラムを書き直して修正して再度皆様にお伝えするという作業を始めました。
新しいコラムの合間にちょくちょく過去のコラムを修正したものを皆様にお伝えしたいと思います。
そんなコラムでまた少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
今回のコラムはそんな過去のコラムの中からピックアップした内容です。
『コータの食養生通信』として中医学で非常に大事にされている『5つの味』についてお届けしたいと思います。
東洋医学の考え方では、味には5つの味があると考えられています。
五つの味の中でも酸味などに関しては最近もコラムで取り上げたことがありましたが今回は五つの味すべてを一度まとめてお伝えしてみようと思います。
「酸味」
「苦味」
「甘味」
「辛味」
「鹹味(しおからみ)」
それぞれに養う五臓(肝・心・脾・肺・腎)があると言われています。
漢方薬に使用する生薬もこの5つの味にほぼ当てはめられており、必要な臓器に働きたりするなど、味には色々な働きがあると考えられています。
漢方薬を飲んだことがある方なら経験があると思いますが、漢方薬は『苦い』というイメージがあるとおもいますが、よ〜く味わってみるとその組み合わせにより色々な味がすると思います。
まずは「酸味」についてご紹介したいと思います。
~酸味~
酸味は五臓では「肝」を養うと考えられています。
五臓に関しては以前のコラムを御覧ください。
https://note.com/sawataya/n/ne7c3530b6dfb
肝は経絡などを通じて「目」「爪」に反映すると言われています。
肝は血を貯え、血流量をコントロールし、精神の調整もはかると中医学では考えられております。
酸味は物を引き締め(しめ鯖、酢漬け など)収斂する作用があります。
酸味のある食べ物の代表としては・・・
モモ 酢 リンゴ ぶどう 青梅 すもも トマト ゆず かぼす みかん などが上げられます。
僕の地元、山梨県ゆかりの果物が殆ど入ってますね~
どれも普通に食べていれば体に良いものですが、過ぎたるは及ばざるが如し、ですので食べ過ぎにはご注意くださいね。
酸味の「過不足」は肝に及ぶと考えられておりますので、酸味のものが少なすぎるのも当然良くありませんが、 かといって過度に摂取して期待することも当然良くありません。
気がついたらご飯のおかずがあまじょっぱいようなものばっかりだった、 というご経験はありませんか?
僕も若い頃はそんな食事ばかりとっていた時期があります。
酸っぱいものというのはちょっと意識をしないとなかなか手が伸びないものの一つ。
若い方などは甘辛い味の食べ物を好む傾向にありますので、コンビニで売っているもずく酢や、酸味の効いたドレッシングなどを活用すると良いと思いますし、サラダや炒め物にかけて食べられるようなお酢も今はたくさん販売している。
醤油の代わりにポン酢しょうゆを使ったりすることもおすすめです。
僕はよく、 サラダにポン酢をかけた、 豆腐にかけたり、 揚げ物や天ぷらなどに使ったりしても美味しく食べれます。
野菜炒めなどの上からお酢をかけて食べたりしても美味しいので、是非自宅に一つお酢やポン酢は置いておくと便利だと思います。
注意していただきたいのは、酸味が体にいいからと言って、お酢をたくさん飲んだり、サプリメントなどで過剰に摂取することは胃腸障害にもつながりますので体調や体質を考慮して注意して摂取しましょう。
続いては『苦味」です。
酸味と同じく、ちょっと意識をしないと普段の食生活の中では食べることが少ない味の一つでも有ります。
人間は生まれつき血液のエネルギーである「鹹味(しおから)」と脳のエネルギーである「甘味」はインプットされていると言われています。
あかちゃんの離乳食でも意識しないと「甘いもの」と「しょっぱい物」だけになりがちです。
早めに5つの味を覚えさせる意味でも「酸味」や「苦味」は早いうちに覚えされることが望まれます。
小さい時に食べさせないとおとなになっても酸っぱいものや苦いものが食べれないようになってしまい、五臓の働きを損なうおそれがあるからです。
苦味は五臓の「心」を養い、経絡を通じて「舌」「顔色」に反映すると言われます。
「心」は血のポンプで、精神、意識、思惟(心で深く考えること)活動すると考えられています。
苦味は固める作用と熱を取る作用があると言われています。
では、苦い食べ物とはどんなものでしょう?
らっきょう コーヒー 緑茶 ぎんなん ニガウリ ごぼう タケノコ ビール ふき などです。
苦味のあるものは本当に意識しないと口に入ることは少ないです。ぜひ毎日の食卓に一品、食べるように心がけたいですね。
普段の食生活ではごぼうなどはほのかな苦味があるので、コンビニでも販売しているきんぴらごぼうを食べたり、スーパーのお惣菜コーナーにはふきなどをつかったおかずも販売しています。
夏に向けてはカラダの熱を冷ましてくれる苦味のある緑茶などを水分補給に使うと良いでしょう。
子供の頃から緑茶や味が薄めのゴボウのきんぴらなど、苦味には触れて置かせたいですね。
今回は5つの味の中から『苦味』と『酸味』についてお届けしました。
前フリが長くてすいませんでした。。。。
次回に残りの『3つの味』をご紹介します。
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僕の仕事は漢方薬などの販売はもちろんですが、お客様の健康に関するお悩みをお聞きして、それに対して少しでも症状やお悩みが楽になるアドバイスを提供することです。
「健康相談」という空間と体験を店舗やオンライン、お電話でお客様に提供することが一番の商品です。
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早川コータの漢方専科・さわたや薬房HP
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