「お肌の夏バテ」「内臓の夏バテ」体の場所別夏バテ対策【山梨 漢方 さわたや薬局】
今月は夏本番ということで、夏バテ対策、目、膀胱、肌、内蔵、体の場所別の夏バテ対策をご紹介してきました。
あ、前回までのコラムはこちらかどうぞ〜
夏バテ対策最後の今回は、薬屋さんが紹介する、薬いらずの(笑)夏バテ対処法をご紹介します!!!
☆薬屋さんが教える薬いらずの夏バテ対策☆
その①【汗をかく】
ヒトは体内に発生した熱を汗と 共に放散します。そのため、 体内の血流量を増やし、大量に発汗することが 体温調節機能の改善に繋がります。血液量を 増やす食事や、20〜30 分程度のウォーキング などの適度な運動を行い、発汗作用を高め、暑さに負けない体づくりをしましょう。
(熱中症には十分ご注意ください)
その②【水分補給は適度に】
通常、汗の分泌は1日 700〜900 mL、夏季や運動時には 10 Lにも及びます。のどが渇いたと感じた時には、既に「身体に水分が不足していますよ」と いうサインが脳からでています。そうなる前に、定期的に水分補給を行いましょう。また、水分を効率良 く体内に吸収させるためには、ミネラルも大切です。両方を補給しましょう。一度にたくさんの『がぶ飲み』だけは絶対にやめましょう。
その③【冷たいジュースや、ビールに注意!】
暑さを緩和させるために、冷たい飲み物をたくさん飲みたくなりますね。冷たいものは、胃腸 の働きを低下させますので、飲みすぎには注意しましょう。飲むときも口の中で転がして、常温にしてから飲無用
にしましょう。がぶ飲みは禁物です。
また、冷えたビールが特に美味しい 時期ですが、アルコールは利尿作用がありますので、水分補給を忘れずにしましょう。
その④【食事の品数を増やす】
夏は食欲が低下し、麺類や果物、アイスなど簡単なもので食事をすませる方が多いですよね。ただでさえ、暑さや湿度で体力が奪われますので、ビタミンを補給するなどバランスの良い食事を心
がけましょう。
そうめんとトマト、キュウリ、ナス、冷奴、このような食事が増えていませんか?できるだけ暑さで消耗したカラダの気血のエネルギー源となってくれる動物性蛋白質を取りましょう。
夏にオススメは・・・ツナ缶 鳥の胸肉・ササミ(バンバンジーサラダなど) マグロの赤身 豚肉(冷シャブサラダ)などさっぱりと食べられる動物性のタンパク質をしっかり取りましょう。
また、胃腸機能を回復してくれる薬味を麺類やお豆腐を食べる時は積極的に活用しましょう。
その⑤【お風呂(湯船)にゆっくり入る】
暑いからと言ってシャワーだけで済ましていませんか。ぬるめの お湯にじっくりつかると副交感神経が活発になり、リラックス効果が 得られるので眠りにつきやすくなります。熱いシャワーですましてし まうと、交感神経を活発にして目を覚ましてしまいます。夜の熱い シャワーは快眠には向いていませんので、ぬるめのお湯で、20 分程度入るとよいでしょう。 湯上りに水分補給を忘れずに。
その⑥【温度管理を行う】
節電により、自宅や会社での 冷房は弱いかもしれませんが、車や電車、デパート、飲食店などの冷房が強い場合があります。建物や車内外への出入りによって、温度差による体への負担が大きくなります。自律神経も乱れやすいので建物・社内の温度調節に注意したり、冷え過ぎないように衣服で調整しましょう。
逆に猛暑なのに年配の方などで『エアコンはもったいない』『エアコンは体に悪い』確かにそのとおりですが、20年前〜30年前の暑さとはレベルが違っていますし、建物の構造も変わっているので体感の温度がかなり上がっています。暑い日中のときだけなど、冷房も上手に使うことが大切です。
道具はどう使うかで本領を発揮します。適度な温度設定で快適に夏を過ごしてください。
できるカラダのお手入れから一つづつやって行きましょうね。今年の後半に向けて元気に夏を過ごしましょう。