更年期障害の定義・症状とは??【山梨 漢方 さわたや薬局】
3月は女性の健康週間
3月は実は女性の健康週間なのです。3月1日〜7日までの期間『女性の健康を守るため、身体の声を聴いてみよう』というキャッチコピーで展開されていました。
そんな3月は女性の方が誰もが通る道『更年期』について取り上げたいと思います。
☆これからの方も・経験者の方も・知っておきたい更年期の仕組み
いよいよ3月!寒い冬も終わり春がいよいよやってきます。3月から5月にかけての春は気温変化、気圧変化、様々なライフイベント(生活環境の変化など)があり自律神経の乱れを始め、心身の不調が怒りやすい時期でもあります。
そんな春先に注意したい症状が更年期障害です。なぜ春先に注意したいかというと、更年期障害は自律神経の乱れと大きく関係しており、自律神経が乱れやすい春先は更年期障害にも注意が必要と言えるでしょう。
更年期障害は男性にも、女性にもおこる不調ですが今回のさわたや通信では女性の更年期にスポットを当ててその症状がおこる仕組み、対策をお伝えしたいと思います。
なかには「私はもう更年期は通り過ぎたから関係ない」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それはちょっと違います。更年期の仕組みを知るということは、女性のカラダの仕組みを知ることとに繋がります。
いつまでも生き生きと元気に美しく過ごすためにもぜひこの更年期についてしっかりと知っておきましょうね。
女性は7の倍数で変化する
中医学の世界では女性は7の倍数の年齢がカラダの変化が起こると考えられています。これは西暦1年に書かれたと言われている中国最古の医学書「黄帝内経(素問ー上古天真論)」にかかれている内容です。
(黄帝内経素問上古天真論より)
岐伯曰く、女子七歳、腎氣盛にて齒生え替わり髮のびる(乳歯から永久歯に生え変わる)
二七(14歳)天癸に至りて、任脈が通り、太衝脈が盛んにし、月の事に以って時に下し故に子有りせる。
(月経が始まる)
三七(21歳)、腎氣平均し、故に真牙(親知らず)が生え成長極る。
(親知らずが生えて心身が整う)
四七(28歳), 筋骨堅く、髮長く極まりて、身體(=体)盛んにして充実す。
(腎精のピークで筋骨や髪が豊かになる)
五七(35歳)、陽明脈衰えて、顔やつれ始め、髮墮ち始める。
(髪が抜け始める)
六七(42歳)、三陽の脈衰えて上に於いて、顔皆やつれ、白髪が始まる。
(シワ、白髪が増えてくる)
七七(49歳)、任脈虚して、太衝脈衰えて少なくし、天癸つきて、地(血/形質)の道通わずして、故に形壊れて子うめ無くす也。
(閉経を迎える)
漢方の世界ではこのように古来より言われております。現在でもあながち外れていない、いまだに女性の身体の変化は7の倍数、と言われる所以です。次回は更年期の仕組みについてお届けします。
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