中医学的血行不良『お血』は万病の元!?【山梨 漢方 さわたや薬局】
良い血流を保つためには?
『血液の流れの良さが健康につながっている』ということは皆さん共通の認識だと思います。1年の締めくくりである12月は、この健康のきほんである血流をどうやって良い状態を保つかを改めて考えていきたいと思います。
テレビ番組で取り上げられた血管の驚くべき事実
昨年放送されたNHKの『ガッテン』(旧番組名「ためしてガッテン」)の番組内でも体の血流の大切さ、とくに毛細血管の血流の大切が取り扱われました。
実はこの毛細血管の血流の良し悪しが、日頃の健康はもちろんですが、若々しなどとも大きく関係しているのです。
毛細血管が減る??
そしてこの毛細血管、年齢と共に徐々に減っていってしまうことがわかっています。血管が減るなんてちょっと驚きではないですか?加齢によって減るものはいろいろありますが、血管と浮かぶ方は少ないと思います。
では、ここで質問です。20代の毛細血管と、60代、70代の毛細血管は何割ぐらい減ると思いますか??
では、正解は・・・・
なんと60代で毛細血管の4割が・・・
正解はなんと!毛細血管の4割が減ってしまうそうです。20代と60代、70代を比べると何と!!4割も毛細血管の量が減っているそうです。毛細血管が減ってしまうということは、いったいカラダにとってどんなことがおこるのでしょか?
毛細血管が減るということは・・・
年々カラダに行き届く血液が少なくなる、ということです。全身に張り巡らされている毛細血管が減るということは、肌など体中の細胞が酸素&栄養不足になってしまい大問題となります。
僕も常にお伝えしていることですが、元気なカラダでいる秘訣は体内にある全身の細胞にしっかりと酸素と栄養を届けることだと言いましたが、その運ぶ道路になってくれているのがこの『毛細血管』だったのです。
ですから、毛細血管の血流が悪くなると影響が出るのは、肌などの見えるところだけでなく、肺や肝臓などの臓器、そして脳にまで影響して、肝臓病や認知症など、様々な症状の引き金になると考えられているのはそのためです。
次回も血流についてお届け致します。
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