対策は40歳から!!足腰元気の大敵!ご存知ですか?サルコペニア【山梨 漢方 さわたや薬局】
シリーズでお伝えしてきましたロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策も今回で最終回です。
人間が元気で長生きするためには、内臓元気、血管元気、神経元気、血液元気など必要なことがたくさんありますが、足腰元気は元気に楽しく生活するためには不可欠な元気です。
原因を深くお伝えしてきましたが、原因をしっかり知ることで対策が可能です。
すでに弱ってきている方は今一度ご自分の足腰の弱りの原因がなにかをしっかり考えて、原因にあった対策を立てましょう。
ロコモの原因その3〜骨や関節の弱り〜
前述の筋力と同じく、カラダを支える骨や関節の弱りはロコモの
大きな原因です。
骨や関節の強化というと各種サプリメントにすぐに飛びつく方も多いと思いますが、大切なことは、サプリや食事から摂取したカルシウムやマグネシウム、骨代謝に重要な亜鉛をしっかりと吸収できるような内臓でなくては意味がありませんし、摂取したものを必要なところに運ぶ血流が悪ければ更に目も当てられません。注意が必要ですね。
とくに血流は新しい骨と古い骨が入れ替わる骨代謝を向上させるため、軟骨に栄養を与える滑液にもとになるので、血行不良は関節にも骨の元気にも大切なのです。
☆骨や関節の健康維持方☆
・必要な栄養素を吸収できるための胃腸機能向上・・・前述のとおり、どれだけ
栄養素を摂取してもしっかりと消化、吸収してカラダで使い」こなせないと意味
がありません。胃腸機能が低下している方はまずは胃腸機能の回復をしてしっか
り骨や関節のための肥料(栄養素)を吸収できるカラダにしましょう。
・良い血流・・・どんな健康法にも必ず血流がついてきます。我々のカラダを一定の状態に保っておくためには良い血流は不可欠です。吸収した栄養素をカラダの必要なところに届けるためにも日頃から血行不良と関連する症状がある方はまず良い血流づくりから始めると良いでしょう。
・必要な栄養素の摂取・・・そして最後が各種栄養素の摂取です。カルシウム・マグネシウム・亜鉛・グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン(Ⅱ型)など食事のバランスが乱れているとカラダに必要なミネラルが不足します。食事バランスに注意して栄養素の不足ができるだけないようにしていきましょう。
☆漢方的足腰の弱り対策☆
足腰の『弱り』『痛み』を解消する漢方的ポイントを最後にご紹介します。
症状により使用する漢方は異なりますので、ご相談ください。
◆キーワードは『骨』『肉』『筋』『血』
①骨が弱い・・足腰がダルい、骨粗しょう症、足腰が冷えやすいタイプ→腎を補い骨を強くして栄養素をしっかり吸収代謝できるカラダに!
②筋肉が弱い・・・よくつまづく、手足に力が入らないタイプ→消化吸収の脾を補い筋肉を丈夫にし、筋肉の損傷を防ぐと同時に胃腸を元気にし、カラダに必要なエネルギーを補います。
③筋に栄養が足りない・・・手足がしびれる、足がつる、関節がガクガクする・・・血を補い年齢と共に固くなる筋を柔らかくして筋の損傷、炎症を防ぎましょう。
④血行不良・・・血管が浮き出る、皮膚の色が黒ずむ、いつも同じところが痛い・・・血液の流れを良くしてお血(血行不良)による痛みを防ぎます。
西洋医学は関節を細かく詳しく、ピンポイントで見ていきまが、漢方などの東洋医学は体全体でどんな不調も考えます。
足腰が弱るということはカラダのどんなところが弱っているのか?何か邪魔をしているものがあるのか?
そこをご自分の体調、体質、気質、生活習慣を見つめ直し考えてみると良いでしょう(^o^)
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