胃の調子まで良くなる?『噛む』効用【山梨 漢方 沢田屋薬局】
お口の健康法をご紹介
お口の役割とその中でもとくに全身に影響する『噛むこと』『唾液』の大切さをご紹介しました。お口の状態が悪くなると『口内炎』『ドライマウス』『歯周病』『口臭』などの症状が現れます。
ご紹介するお口の健康維持の方法はこの様な病気の予防にも繋がりますので、ぜひ日常生活の中で少しでも良いのでやってみてください。『噛むため』『唾液を出すため』にも良好なお口の環境を作りましょう!!
☆口腔内の環境を整える☆
まずは当たり前ですが毎日の歯磨き、うがいなどで口腔内を常に清潔に
保ちましょう。雑菌を増やさないためにはきちんとした口腔ケアが大切です。
詳しい御手入れ法は別紙をご参照ください。
☆カラダの疲れをためない☆
以外に思うかもしれませんが『疲れると口内炎がでる』『疲れると歯がうずく・痛い』『歯茎が腫れる』という方は非常に多いです。
これは肉体疲労、ストレス疲労(気疲れ)がたまることで免疫力が低下し、あらゆる病気の原因ともいわれている『歯周病菌』が暴れだすことが大きな原因と考えら得ています。
体力低下→口の機能低下→食事など口の働き不足→さらにカラダが弱る
この様な負の連鎖をおこさないためにも日頃から疲れをためないような健康維持をしっかりとしておきましょう。
☆食べ過ぎ&飲み過ぎなど胃の環境が悪い方は注意☆
胃の不調や腸の不調(便秘・下痢など)はダイレクトにお口の症状に繋がります。原因不明といわれている口内炎ですが前述の疲労とともに食べ過ぎたり飲みすぎたりすると口内炎ができる、お口の状態が悪くなるという方は非常に多くいらっしゃいます。
漢方でも『脾(胃)は口に開竅する』と言って消化器官と口の繋がりは昔から言われています。第一の消化酵素である唾液が分泌されることからもお口と胃腸との繋がりはわかると思いますので、食べ過ぎ、飲み過ぎ、などで胃を弱らせない、お口の不調がなかなか治らない方は胃腸虚弱や胃の不調を治すことで良好な口腔環境が手に入ることもあるので、日頃からしっかりと胃腸の御手入れをしておきましょう。
☆血行不良をおこさない☆
すべての病気や不調の原因は『血行不良』と言っても過言ではないぐらいなので、当然血行が悪いと口腔粘膜、歯茎、唾液分泌、舌、すべての環境悪化に繋がります。良好な血流をしっかりと維持して健康なお口を維持しましょうね。
お口の健康というとどうしても最初に紹介した外側からのケアに目が行きがちですが、不調の多くは絡んだの内側からおこります。
歯科や口腔外科は当たり前ですが、外からの治療を専門とする『外科』から派生して診療科目です。
そんな外科的な処置が中心の症状には漢方などでカラダの内側から御手入れをすることがとても有効な場合が多いので、お口のトラブルがなかなか治らない、楽にならないという方は一度カラダの内側からのケアも検討してみても良いかもしれませんね。
カラダの内側からのお口のケアもお気軽にご相談ください。
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前回までも含めたお口と歯の健康コラムはこちらから
早川弘太のお口と歯の健康コラム